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Instagramがアプリ使用中の休憩リマインダー機能「Take a Break」をテスト中

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Instagram(インスタグラム)のトップ、Adam Mosseri(アダム・モセリ)氏は、今週から「Take a Break」という新機能のテストを開始したことを発表した。この機能は、ユーザーの好みに応じてアプリを使い始めて10分、20分、30分後に、アプリの使用を休憩するようにリマインドするというものだ。ただし、これはオプトインの機能で、ユーザーが自分で新しいコントロールを設定するには動機付けが必要なため、リマインダーの効果は限定的かもしれない。

同社は以前「Take a break」リマインダーを検討していると話していた。例えばモセリ氏は、Instagramが若いユーザー向けのサービス「Instagram for Kids」の構築を一時停止する計画についてコメントした際に、この機能の追加について触れた。同氏は、Instagramがユーザーのメンタルヘルスへの影響に関する問題に取り組んでいる一例として「Take a Break」のような「ナッジ」や「リマインダー」を組み込む計画に言及した。

Meta(旧Facebook)のセキュリティ担当グローバルヘッドであるAntigone Davis(アンティゴネ・デイビス)氏もまた、9月に上院で行われたティーンエイジャーのメンタルヘルスに関する公聴会で質問攻めにあった際、Instagramの「Take a Break」リマインダーについて言及した。デイビス氏は、ユーザーが長時間ブラウズした後にアプリを見るのをやめるよう促すための機能だと述べ、プラットフォームを利用する若者の体験を向上させるための同社の数多くの取り組みの1つとして挙げた。

しかし、Instagramが投稿から「いいね!」の数を削除する実験を行い、最終的にはオプトイン機能にすると決定したのと同様に、この新しい「休憩」リマインダーはデフォルトではないため、プラットフォームの利用には影響しなさそうだ。また、iOSやAndroidに搭載されているスクリーンタイムコントロール機能では、端末の所有者がモバイルアプリの利用時間を個別に、または「ソーシャル」などのカテゴリーごとに制限できるようになっているため、ユーザーが今回の新機能を採用するかどうかは不明だ。

言い換えると、Instagramはアプリの使用に影響を与えるような普遍的な変更を実際に行うことなく、メンタルヘルス機能を構築したことを評価してもらいたいようだ。

Instagramがこのような演出をするのは、今回が初めてではない。同社は2018年に「You’re All Caught Up」という通知を展開した。Instagram Feedで過去2日間のすべての新しいコンテンツの終わりに到達したときに表示されるものだ。しかし2020年に同社は逆行して「You’re All Caught Up」通知の下のスペースを使って、提案の投稿や広告を表示することにし、ユーザーが停止点に達した後もアプリの使用を維持しようとした。

Instagramがメンタルヘルスに真剣に取り組んでいるのであれば、アプリ内でユーザーにリマインダーを表示する時間を指定し、その上でユーザーがそれをオフにしたり、間隔を調整したりできるコントロールを提供できるはずだ。競合するTikTok(ティクトック)は、ユーザーのFor Youフィードに動画を挿入して、ユーザーが長時間スクロールした後に休憩するよう提案することで、すでにこれを実行している。TikTokは、何百万人ものフォロワーを持つインフルエンサーを活用してこのような警告を発しており、単なるポップアップ通知より効果的かもしれない。

モセリ氏によると、新しい「Take a Break」リマインダーは当面の間、限られた数のユーザーを対象としたテストとして今週から展開されているが、今後数カ月内に一般公開される予定だ。

画像クレジット:Bryce Durbin/TechCrunch

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(文:Sarah Perez、翻訳:Nariko Mizoguchi