Andrew Keen

Andrew Keenの最新記事

  • 果たして「ソーシャル・ネットワーク」が生まれたのはいつか? 2000年前だと主張する人もあり

    ソーシャルメディアはいつからあるのだろうか。2004年2月、すなわちFacebookの誕生を歴史の始まりとするのが妥当だろうか。あるいは2002年のFriendster設立まで遡って考えるべきだろうか。あるいは、デジタル世界では創世記なみの昔になるのかもしれないが、1997年にまで時計の針を戻すのが適切だと考える人もいるかもしれない。すなわちReid HoffmanがSocialNetというサイトを開設した年だ。 続きを読む

  • ノーラン・ブッシュネル:次のスティーブ・ジョブズの探し方

    シリコンバレーに彼以上の伝説的人物はいない。Nolan BushnellはAtariの共同ファウンダーとしてスティーブ・ジョブズに最初の技術職を与え、Appleの1/3を5万ドルで買う提案を蹴った人物だ。Bushnellの新著、Finding The Next Steve Jobs[次のスティーブ・ジョブズを探せ]は、「変なこと」をして世界を変えられる「ひねくれた」人物を企業が探すのを手伝うために書いた、と彼は言う。 続きを読む

  • Facebookで大いなる成長を経験したAli Rosenthal。MessageMe参画の理由とは?

    Ali Rosenthalは2006年初頭にFacebookに入社している。当時の従業員数は50名で、ユーザー数は400万人だった。そして2011年に退社することとなったが、そのときには従業員3500人、ユーザー数は10億人になろうとしていた。彼女はビジネス創設チームの一員として、モバイル分野でのサービス拡充に努めた。10万人程度だったモバイルユーザーは、退社時には2億5000万人にも拡大していた。ちなみに退社時にはモバイルビジネス開発部門のトップを務めていた。 続きを読む

  • Keen On…将来のビジネスは体験の提供がすべて―WTF:What Is The Future Of Business? の著者、Brian Solisインタビュー

    シリコンバレーでもっとも切れるアナリストの一人として知られるAltimeter GroupのBrian Solisが、TwitterやFacebookへの投稿とは比べ物にならない長い文章を書いた。Solisは「デジタル・ビジネスの本質は共有された体験だ」と主張する。 共有された体験? WTF(そりゃ一体何だ)? 続きを読む

  • 2012年大統領選はデータ分析を踏まえた情報戦だった…共和党にその認識はなかった

    ベルトウェイ(Beltway)はつねにシリコンバレーより遅れてる、なんて言うやつは誰だ? Barack Obamaの2012年大統領選を書いたベストセラーThe Center Holds: Obama and his Enemies〔仮訳: 「中枢的データ力: オバマと彼の敵を分かつもの」)の著者でベテランの政治ジャーナリストJonathan Alterは、The Caveの強力な情報力について書いている。The Cave(洞穴)は、オバマのデジタル戦略の中枢で、その詳細は知られていない。このデジタル中枢を指揮するのが、大統領選のCAO(Chief Analy… 続きを読む

  • シリコンバレー独占から全国複数化へ向かうアメリカのイノベーション拠点

    シリコンバレーは、今でもイノベーションで世界をリードしているか? Gary Shapiroによれば、答はイエスだ。長年、Consumer Electronics Association(CEA, 消費者電子製品協会) のCEOで理事長、そして最新のベストセラーNinja Innovation: The 10 Killer Strategies of the World’s Most Successful Businesses(忍者イノベーション: 世界的な成功企業の経営極意10条)の著者であるShapiro…彼はデトロイトに住んでワシントンDCで仕事をして… 続きを読む

  • スティーブン・ウルフラム:「地球上で最も定量化された人物」の告白

    Stephen Wolframは、Wolfram Researchのファウンダー・CEOであり、テクノロジー界で最も賢く最も興味深い人物であると言ってもよい。20歳の時にカリフォルニア工科大学で理論物理学博士を取得し、マッカーサー「ジニアス」フェローシップを最年少で授与された。MathematicaおよびWolfram Alphaを発明した。Wolframの人生は、世界中の知識を取り込み体系化することに捧げられている。 続きを読む

  • Googleの制御に失敗したら明日のスタートアップはない–かつてMicrosoftに勝ったGary Rebackが警告

    各方面から絶賛されているシリコンバレーの反トラスト専門弁護士Gary Rebackを、根っからのアンチGoogle人間だと非難するとしたら、それは筋違いだ。そもそも、90年代に、Googleの大敵Microsoftを訴訟する合衆国政府の取り組みを、先頭に立ってリードしたのが彼だ。それがテクノロジ業界/産業にその後もたらした効果は計り知れないほど大きく、Larry PageやSergey Brinのようなスタートアップの起業家たちがRedmondの巨鯨と対等に戦うことができたのも、その訴訟があったればこそだ。しかし今や、Rebackによれば、… 続きを読む

  • 地球は温暖化してる/してないの論争に最終結論: 200年のデータを分析したiPhoneアプリJust Science

    地球が温暖化している/いないという長年の議論を、ついに終わらせるアプリが登場した。そのJust Scienceアプリは、過去2世紀(19, 20世紀)の得られるデータをすべて集めて、地表の温度を判定した。このアプリを作ったNovimは、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究グループで、Just Scienceは、財団American Clean Skies Foundationから、世界に関する科学知識を改良するための研究資金として4万ドルを獲得した。 続きを読む

  • 3D視覚化に大きく賭けるIntel, デバイスへの進出は吉か凶か

    Intelは、IBMなどと並んで、珍しいテク企業だ。同社は、大きな技術革新の大波が押し寄せるたびに、社容を一新している。だから、今という、ポストPCでネットワーキングの時代にIntelは、自分をどう定義するのだろう。同社CIOのKim Stevensonによると、Intelは“コンピューティング企業”であり、今は“スタートアップ的”になろうと努力している。その中で、Stevensonがまだ“処女地である”と信ずる破壊的革新の分野が、3Dの視覚化アプリケーションだ…ビ… 続きを読む

  • eコマースの未来は日本から―Marketplace 3.0を出版した楽天の三木谷浩史インタビュー[ビデオ]

    eコマースの未来や如何に? 日本を代表する富豪であり、日本の巨大eコマース企業、楽天のファウンダー、CEOのミッキーこと三木谷浩史によればオンライン・ストアの成否を決めるのはホスピタリティにあるという。新著〔英文による出版〕、Marketplace 3.0; Rewriting the Rules of Borderless Business(Marketplace 3.0―ボーダーレス・ビジネスのルールを書き換える)で三木谷は小売業の将来ビジョンを描いている。今回のインタビューで三木谷は「小売業はオンライン化によって従来のマスプロ、大量流通からもっ… 続きを読む

  • 新刊『シリコンバレーの秘密:世界のイノベーションの中心からわれわれが学べること』の著者に聞く

    われわれの秘密がついに暴露された。今日(米国時間4/2)、デボラ・ペリー・ピシオーネ(Deborah Perry Piscione) による期待の新刊 シリコンバレーの秘密:世界のイノベーションの中心からわれわれが学べること(Secrets of Silicon Valley: What EveryoneCan Learn From The Innovation Capital Of The World)が出版された。ピシオーネによれば、シリコンバレーの強さの本当の秘密は、ハイアラーキーによる硬直した上下関係のなさにあるという。 ニューヨークが貪欲と権力によって動かさ… 続きを読む

  • ビジネスを成功に導く5つのPの秘密とは―「ザックのように考えよう」の著者インタビュー

    言うまでもなく、Facebookはファウンダーのマーク・ザッカーバーグの過激なまでに広範囲の情報が透明になり、公開される社会という理想を基礎にして建設された。しかしザッカーバーグのビジネスの天才としての側面はそれほど広く理解されていない。彼はいかにしてこれほど短期間にこれほど巨大なビジネスを築くことに成功したのか? マーク・ザッカーバーグのビジネスにおける成功の原理をインテルのマーケティング幹部であるEkaterina Walterが本にまとまとめた。「ザックのように考えよう―Facebookの天才CEOのビジネス成功の5原則(Think… 続きを読む

  • Steve Wozniak曰く: 今はMicrosoftのほうがAppleよりイノベーションに熱心

    Steve Wozniak曰く: 今はMicrosoftのほうがAppleよりイノベーションに熱心

    今週行われたTEDのイベントTEDx Brusselsで、Wozは4人の招待スピーカーの一人だったが、彼の存在そのものが2000人の参会者を興奮させた。そのあとでぼくは運良く、この“グレートマン”をつかまえることができた。彼はいつものように、もの柔らかな表情だったが、インタビューで話した内容は、彼の後悔(はない)、テクノロジの未来に対する楽観主義、Scott Forstallの退社に関する見解、などだ。中でもいちばんおもしろいのは、“今ではMicrosoftの方がAppleよりもイノベーション志向になっ… 続きを読む

  • カ大バークリー校がビッグデータカンファレンスData Edgeを開催–スタンフォードに負けじと

    カ大バークリー校がビッグデータカンファレンスData Edgeを開催–スタンフォードに負けじと

    ビッグデータはスタートアップの世界だけでなく、大学でもホットだ。シリコンバレーとまるで近縁のようなスタンフォード(Stanford)が、ビッグデータの研究といえばまず名前が挙がるが、しかし、ベイエリアのもう一つの名門校カリフォルニア大バークリー校(UC Berkeley)も、近未来に訪れるデータ駆動型社会の研究では負けていない。バークリーは今週末(5/31-6/1)に、Data Edgeと名付けたビッグデータに関するカンファレンスを主催し、ビッグデータから得られる価値の定義と理解、そしてその価値の取り出しに関する重要な疑問に答えていくとい… 続きを読む

  • Appleの成功をマーケティングの側面から分析した本: Insane Simplicity

    Appleの成功をマーケティングの側面から分析した本: Insane Simplicity

    マーケティング企業の経営者であるKen Segallは、AppleとNeXTの両方で長年Steve Jobsと密接な仲だっただけでなく、クリエイティブ畑の人間としてiMacの名付け親でもある。その彼の近著は、彼がJobsから学んだ製品マーケティングについて書かれている。それは発売直後にベストセラーになったInsanely Simple: The Obsession That Drives Apple’s Success*だ。 そもそも、“Insane Simplicity”(常軌を逸したほどの単純性)とは、何だろう。本誌… 続きを読む

  • スチュワート・ブランド:イノベーションを語る(ビデオ)

    デジタル・コミュニティーでスチュワート・ブランドに勝る伝説的人物は殆どいない。ホール・アース・カタログ、The Well、The Long Now Foundationの熱気あふれるファウンダーであり、カウンターカルチャーとサイバースペースをほぼ独力で結び付けた男だ。だから、先週バークレーで行われたThe Economistのイノベーションに関するすばらしいイベントで、彼をインタビューする機会を得たことに私は心から感動した。スチュワートには、贈与経済の起源、ヒッピーはどこで道を誤ったか(セックス、家族、および楽観)、なぜ米国と欧州が臆病になり、… 続きを読む

  • ジョージ・ダイソン、最新の大著、「チューリングの大聖堂―デジタル宇宙はいかに建設されたか」を語る

    今年最大のテクノロジー関連の書籍かもしれない。その本はGeorge DysonのTuring’s Cathedral: The Origins of the Digital Universe〔「チューリングの大聖堂―デジタル宇宙はいかに建設されたか」〕 だ。 この本ではデジタル・コンピュータの数学的基礎を築いたアラン・チューリングというよりむしろ、コンピュータと水爆を同時に開発したプリンストン高等研究所の小人数の科学者チームの驚くべき物語が中心となっている。その中でも特にハンガリー生まれのユダヤ系アメリカ人で数学と物理学の天才だったジョン(ヨ… 続きを読む

  • 21世紀の医療は医師ではなく患者や一般生活者が主役–Eric Topol博士インタビュー

    21世紀の医療は医師ではなく患者や一般生活者が主役–Eric Topol博士インタビュー

    医療はこれから、どうなるのだろう? 高名な心臓医で著作家でもあるDr Eric Topolは、20世紀の医療は今、今日のデジタル経済によって創造的に破壊されようとしている、と信じている。われわれは今、医師万能(doctor-knows-best)の時代の終わりにいる。Skypeを使って今月初めに行ったインタビューでTopolは、因襲的で硬直化した医療体制が、消費者と患者をラジカルに力づける新しい産業に取って代わられつつある、と述べた。彼の説明では、この新しい産業が医療データをデジタル化することによって、医師たちは、人間一人一人の̶… 続きを読む

  • テキスト入力フォームはもう古い–リアルタイムビデオは営業や販売の場面でも主流になるとVidquikは主張

    テキスト入力フォームはもう古い–リアルタイムビデオは営業や販売の場面でも主流になるとVidquikは主張

    10年前にぼくは、TechCrunchの協同ファウンダKeith Teareと一緒に、リアルタイムビデオ会議サービスSanta Cruz Networksをやっていた。しかし当時リアルタイムビデオをやる連中は、Santa Cruz …も含めてみな失敗した。まだ市場が、ライブのオンラインビデオコミュニケーションに関して成熟していなかったからだ。でも10年はWebの歴史では数世紀に相当する。今ではリアルタイムビデオコミュニケーションは、至るところで使われているだけでなく、起業家たちに将来の大きなビジネス機会を与えている。 2001年にKe… 続きを読む