Emily Calandrelli
Emily Calandrelliの最新記事
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Moon Expressが2000万ドルを調達、月面着陸に向けて本格始動
Google Lunar X-Prizeに参加中のMoon Expressは、シリーズB1で2000万ドルを調達し、月への処女航海に必要な資金が揃ったと発表した。今回の調達資金を含め、Moon Expressはこれまでに合計4500万ドル以上を、個人やVCのFounders Fund、Collaborative FundさらにはAutodeskなど民間から調達している。 2016年7月に、Moon Expressは民間企業として初めて月への渡航許可を手に入れた。同社は宇宙船MX-1Eを2017年中に月へと飛ばそうとしており、同時にX-Prizeの賞金… 続きを読む
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最初に地球を周回したアメリ人で元上院議員のジョン・グレン、95歳で逝去
今日(米国時間12/8)、アメリカ人として史上初の地球周回軌道を飛行した元宇宙飛行士のジョン・グレンが亡くなった。95歳だった。グレンは宇宙に行った人間として最年長だった。 グレンは1週間前に体調を崩してオハイオ州立大学のジェームズ癌病院に入院していた。ただし死因がなんであったかはまだ明らかでない。グレンの逝去は大学のプレレスリリースによって確認された。 続きを読む
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ベゾスのBlue Origin、ロケットからの乗員脱出テストに成功―ブースターも5回目の垂直着陸
今日(米国時間10/5)のBlue Originの飛行テストは成功したと同時に非常にユニークなものになった。今回ジェフ・ベゾスの宇宙企業では乗員安全確保システム(打ち上げ時にロケットに異常があった場合、乗員を安全に退避させる)を実験し、乗員カプセルは正常に回収された。この際、New Shepardロケット自体も(予定外だったが)安全な垂直着陸に成功した。Blue Originではこのテストで打ち上げロケット本体を無事に回収できる可能性は低いとみており、事前にそのことを強調していた。 続きを読む
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SpaceXの爆発事故が宇宙ビジネスに与える影響は
9月1日9時07分(東部標準時間)頃(日本時間1日22時07分)、SpaceX社が土曜日の打ち上げの準備のために行っていたルーチン着火テストの最中に壊滅的な爆発事故が発生した。 幸いなことに、負傷者は報告されなかったが、搭載貨物だったAmos-6衛星はFalcon 9と共に破壊された。約2億ドルの衛星Amos-6は、静止軌道へ打ち上げられ、Facebook主導のInternet.orgの一環として、アフリカの様々な場所にインターネット接続を提供する予定だった。 爆発の原因はまだ不明なものの、イーロン・マスクは、爆発が上段の酸素タンク付近で起… 続きを読む
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SpaceX、年内にも再利用ロケットを使ってSES衛星を打ち上げへ
ルクセンブルクに拠点をおく、衛星関連事業を展開しているSESが、初めてSpaceXのFalcon 9を再利用することで合意にいたったとアナウンスしている。 続きを読む
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NASA、火星探査宇宙船オリオンの着水テストを再び実施
今日(米国時間8/25)NASAは、衝突テスト用ダミー2体を載せた宇宙船Orionの実物大模型をプールに落とした。テストは地球帰還時に着水するシナリオを想定して行われた。所要時間は約10秒間で、これはNASAが4月に開始した全10回にわたる水面衝撃テストの第9回目に当たる。 続きを読む
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SpaceX、スカパーJSAT放送衛星打上とブースターロケットの洋上回収に再び成功
今日(米国時間8/14)、東部時間1:26am、SpaceXはケープカナベラルからFalcon 9ロケットを打ち上げ、第一段ロケットを海上を航行するドローン艀に着陸させることに成功した。さらに重要なことだが、SpaceXは今回の打ち上げの本来の任務であるJCSAT-16衛星を静止トランスファ軌道(Geostationary Transfer Orbit=GTO)に乗せることにも成功している。 続きを読む
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宇宙から定点観測、NASAが地球の1年間を映す動画を公開
去年の今頃、NASAはDSCOVR衛星に搭載されるEPICカメラで撮影した画像を初めて公表した。そのカメラは、それ以降も地球よりおよそ100万マイル離れたLagrange Point 1と呼ばれる場所から撮影を続けていた。 続きを読む
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SpaceX、打ち上げロケットの回収に再度成功(地上への再着陸は2度目)
SpaceXが、再びロケットの回収に成功した。回収の成功は5度目となる。Elon Musk率いるSpaceXがケープ・カナベラルより打ち上げた2段式のFalcon 9は、1段目のロケットを無事地上に再着陸させた。地上に再着陸させるのは2度目のことであり、洋上の無人船への着陸を含めると5度目のロケット回収となる。 続きを読む
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月が地球に写り込むレアな瞬間を捉えたNASAの写真
NASAの宇宙気象観測衛星(DSCOVR)の塔載カメラが、太陽に照らされた地球を月が横切るレアな瞬間を捉えた。月の裏側全体明るく写しされたこの画像は、7月4日 11:50 pm ETおよび7月5日 3:18 am ETに撮影された。 続きを読む
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打ち上げから5年、Junoが木星の周回軌道に到達
太陽系を5年間旅したのちに、Junoがついに最終目的地までたどり着いた。Junoは現在、時速約25万キロの速度で木星の軌道上を飛行中だ。 11億3000万ドルもの資金が投じられたこのプロジェクトにおいて最も過酷ともいえるミッションが、本日の東部標準時23時18分(日本時間で7月5日12時18分)に開始した。Junoが木星の軌道に突入する瞬間だ。Junoの機体を木星の軌道にのせるために(そして、惑星を通過してしまう、あるいは惑星に衝突してしまうことを避けるために)、メインエンジンを35分間逆噴射する必要があった。 続きを読む
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宇宙観光、大きく近づく―ジェフ・ベゾスのBlue Origin、同一機体の打上げ・回収に4回連続成功
Blue OriginはNew Shepardブースターと乗員カプセルの宇宙への打ち上げと安全な回収に成功した。用いられた機材は過去3回軌道飛行に成功しており、これで4回目の宇宙旅行となった。ジェフ・ベゾスのBlue Originは世界で最初に宇宙観光旅行を提供する民間企業となるという目標に向けて大きく前進した。 続きを読む
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インドが、再利用可能宇宙船の飛行試験を実施
インドは、再利用可能宇宙船市場に参入するための、小さな一歩を完了した。 月曜日(米国時間5月23日)、Indian Space Research Organization(インド版NASA)は、22フィート(6.6 m)の有翼宇宙船を高度65 kmまで打ち上げ、インド東部のベンガル湾に帰還させた。 ミッション全体は13分以内で終わり、宇宙に届く高さには達しなかったが、インド宇宙局にとって、手頃な費用による打ち上げ実施に向けた重要な一歩だった。 続きを読む
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NASA、太陽系外惑星1284個を発見
NASAは、ケプラー宇宙望遠鏡で作業している天文学者らが、1284個の新惑星を発見したと発表した ― これまでにケプラーで確認された惑星の2倍以上の数だ。事実、この新しい惑星グループは、これまで新たに検証された惑星グループとして最大である。 続きを読む
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SpaceX、ドローン船への宇宙船再着陸にふたたび成功
SpaceXは、フロリダ州ケープ・カナベラルから東部標準時の5月5日1:22amに、Falcon 9ロケットを打ち上げた。そしてこのロケットは地上(海上)への再着陸に無事成功したのだそうだ。打ち上げ後、ロケットの一段目を洋上のドローン船(Of Course I Still Love Youという名前)に着陸させたのだが、これは同ドローン船における2度目の成功となる。 続きを読む
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研究用民間ロケットに搭載されたGoProビデオの青い地球が美しい
今日(米国時間5/4)、GoProは弾道飛行するロケットに取り付けたカメラで撮影した地球のビデオを公開した。青い地球が驚くほど美しい。到達高度39万6405フィート〔120km〕、最大速度はマッハ5.5だった。現実とは思われないほど鮮明なビデオを下に貼った。 続きを読む
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NASA、深宇宙探査向けソーラー推進システムに6700万ドルを投資
NASAは、将来の深宇宙計画で使用する高度ソーラー電気推進(SEP)システムを開発する6700万ドルの契約先に、Aerojet Rocketdyne社を選んだ。 続きを読む
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SpaceXのFalcon 9ロケット、洋上のドローン艀への軟着陸についに成功
昨夜、東部標準時午後4時43分、イーロン・マスクの宇宙企業、SpaceXは(ISS(国際宇宙ステーション)への補給物資を搭載した衛星を無事に打ち上げた。同時にSpace Xはこの打ち上げで使用されたロケット・ブースターを洋上を自律航行するドローン艀に垂直に軟着陸させることについに成功した。 SpaceXはこれ以前に4回、ドローン艀への使用済みブースターの垂直着陸を試みているが、すべて失敗に終わっていた。Space Xは昨年12月にブースターの垂直着陸を成功させているが、この時は洋上の艀ではなく、Falcon 9を打ち上げたずっと安定した地上基… 続きを読む
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SpaceXが国際宇宙ステーション向けにBigelow社のゴムボート式居住区を打ち上げる
国際宇宙ステーション(ISS)への次回の物資補給に際して、SpaceXはBigelow Aerospaceが製作した膨張式の居住区を打ち上げる計画だ。4月8日に予定されているFalcon 9ロケットには「ビゲロー拡張式活動モジュール(Bigelow Expandable Activity Module, BEAM)が折り畳んだ状態で搭載される。宇宙ステーションの適切なノードに固定され、空気によって膨らませることができれば、ISSに新しい居住区が追加されることになる。 続きを読む
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NASA、火星有人飛行用ロケットエンジンをテスト
NASAは、次期重量物打ち上げロケット、Space Launch System(SLS)用の最初のロケットエンジン、RS-25を500秒間テスト噴射させることに成功した。SLSはコアステージ(第2段)に4基のRS-25エンジンを使用し、小惑星や火星等の深宇宙へ人間を運ぶために設計されている。 続きを読む