ゲストライター
ゲストライターの最新記事
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新型コロナで露見したサプライチェーンの脆弱性
パンデミック初期、程度の差こそあれ、世界中でロックダウンが行われそうなことは明らかだった。当然のことながら、トイレットペーパー(および、そこまでではないがペーパータオルとティッシュ)が飛ぶように売れた。店側は突然、人間が消費する最も基本的で便利なモノの1つが売り切れていることに気づいた。 続きを読む
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2020年は大麻にとって決定的な年だった、今後の展開は
新型コロナウイルス(COVID-19)がこの1年を支配した、との表現は控えめだ。パンデミックは私たちのビジネス、他の人間、周りの世界との関わり方の方向性を変えた。eコマースからデジタル決済まで、ビジネスの多くのトレンドが数カ月で数年分進んだ。 続きを読む
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シリコンバレーはユニコーン企業ではなくゼブラ企業に報いるべきだ
シリコンバレーにはユニコーン問題がある。高企業価値のスタートアップが消えていくのを望む人などいないが、本来ならもっと少なくあるべきだ。少なくとも若きファウンダーたちが10億ドル(1000億円)超えの非上場企業の努力と苦労を見たあとの結論はそうなる。 続きを読む
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米国人は結局ビッグテックはそれほど悪くないと考えている
16カ月の調査を終えて民主党が支配する下院委員会は最近、アマゾン、アップル、Facebook、グーグルを競争と革新を吹き消す独占企業として特定し、ビッグ4を19世紀後半の石油王や鉄道王と同一視した。 続きを読む
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米国の苦悩、新型コロナパンデミックが浮き彫りにしたデジタルデバイドへの対処法
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、多くのデジタル技術の使用を加速した。この春には、K-12校(日本の小中高に対応)や大学の大半は、オンライン学習に移行した。そこでは教師が授業をオンラインでリードし、生徒たちが課題を電子的に提出している。 続きを読む
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金融機関は新型コロナで苦しむ人々を救うクラウドファンディングを支援できるはずだ
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが経済に与えた衝撃は、数百万の人々の経済展望にも悪影響を及ぼし、さらに数百万の人々に財政的困難をもたらし続けているが、こうした苦難の時代は、一方でこれまで以上に弾力的で機転の効く金融システムも生み出した。 続きを読む
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「万国共通デジタル広告透明化」がいますぐ必要だ
差別的な広告ターゲティングと配信の与える悪影響はよく知られている。誤情報や不正な利益を目的とする広告コンテンツも同様だ。こうした害悪の蔓延は我々の研究が再三明らかにしてきた。その一方で、大多数のデジタル広告主は、責任ある立場にありながら顧客とつながりビジネスを拡大することしか考えていない。 続きを読む
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トランプ大統領の移民規制はこれからの米国企業、労働者に悪影響を及ぼす
私は移民だ。20年前にインドから米国にやって来た。以来、博士号を取得し、2つの会社を立ち上げて100人近くの雇用を生み出した。1つめの事業はGoogleに売却し、投資家に10倍超のリターンを還元した。 続きを読む
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透明化を真剣に考えるなら広告産業はSDKをオープンソース化せよ
広告トラフィックの出所、その販売方法、測定方法は、いつまで経っても不透明のままで、広告主にはそれがフラストレーションの元となっている。大量のインプレッションが自動処理される世界では、物事を明確化する共通のソリューションがない。したがって広告業界が対処すべき課題は、透明化への意欲を持つことのみならず、透明化を実現させる手段を備えることだ。 続きを読む
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アクセシビリティにおける次世代のブレイクスルーは文字通り「あなたの頭の中」にある
視覚障がい者にとってのテクノロジーの未来を予想することは、おそらくあなたが考えるよりも簡単だ。2003年に私はAmerican Foundation for the Blindが出している「Journal of Visual Impairment & Blindness」に「あなたの手の中で」というタイトルの記事を書いた。iPhoneが登場する4年前だが、支援技術の中心はデスクトップPCからスマートフォンへ移行すると私は自信をもって予想することができた。 続きを読む
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M&Aにおけるサイバーセキュリティーリスクのコストを今こそ認識すべきだ
過去10年間、巨大M&Aのディール中に、世間の注目を集めるサイバーセキュリティーの問題が多く発生し、企業幹部の間で懸念が高まっている。 続きを読む
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米テック企業のモラルが損なわれている今、カナダは正しい価値観の中でテックを構築するのに最適の場所だ
拠点であるシリコンバレーが生み出す輝きや利益など、米国のテック産業は最近まで科学、発展、起業家精神といったもので米国を素晴らしい国にしているまぶしい存在だった。しかしテック大企業に対する世論は驚くほど急激に厳しいものになった。否定的な見方が2015〜2019年の間に17%から34%に倍増した。 続きを読む
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国際的な技術標準での優位性を狙う中国の次の計画
SpaceXは、リモートワークでのZoomの使用を禁止している。Google、Apple、NASA、ニューヨーク市の学校も同様だ。今週の初めに、FBIはZoomのテレビ会議やライブ教室が、「荒らし」にハッキングされることについての警告を行った。セキュリティの専門家は、Zoomに存在する技術的欠陥がユーザーデータを悪用されやすくするしていることを警告している。 ZoomのCEOであるEric Yuan(エリック・ユアン)氏は今週、プライバシーとセキュリティについて「混乱」していることを公に認めた。 続きを読む
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運転手のいないWaymoの自動運転配車サービスを利用して感じたこと
「おめでとう! この車はあなただけのもの。前列に誰も乗っていません」とWaymoのアプリからのポップアップ・ノーティフィケーションにはある。 続きを読む
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サイバーセキュリティ市場のバブルは弾けるのか
世界のサイバーセキュリティ市場は活況を呈している。サイバーセキュリティ関連の支出は、2022年には1330億ドル(約14兆円)を超える見通しで、この13年で30倍以上増加した。 続きを読む
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テクノロジーとしての生物学が100兆円規模の産業を再編する
現在、私たちは、2つの大きな危機に直面している。ひとつは地球の健康、もうひとつは私たち自身の健康だ。国連によれば、2050年には世界人口は97億人に達し、人類史上もっとも多くの天然資源を消費するようになると言われている。だが幸いなことに、生物学とテクノロジーが、人の体だけでなく地球の治療法も確立しようとしている。同時に、テクノロジーとしての生物学の黄金時代と私が確信するものが到来し、その勢いに乗って無数の産業が刷新される。健康科学系のアクセラレーター IndieBioの創設者Arvind Gupta氏は、「地球と人類の双子の災難」は100… 続きを読む
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成長したスタートアップを潰してしまう「虚栄マーケティング」に手を出すな
2014年、私はロケット宇宙船の1階だと自分で思っていた場所に乗り込んだ。Flingは、2014年に急成長したアプリとなり、私は相当気前のいい待遇でその会社のCGO(Chief Growth Officer、最高成長責任者)に抜擢された。今思えば、そこで立ち止まるべきだった。 続きを読む
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「ひとつですべてを一元管理するアプリ」がデジタルヘルスの未来とはならないワケ
ヘルスケアの巨大企業は、ひとつですべてを一元管理するアプリが魅力的なアイデアだと思っている。この想像上のモデルでは、保険、検査結果の予定、疾病管理など、健康管理上必要となるあらゆる物事を一元管理できる総合的なユーザー体験に、患者たちが大挙して集まってくることになっている。 続きを読む
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シリコンへの回帰が新たな巨大ハイテク企業を生む
小型化を進めつつ性能を飛躍的に伸ばしてきたチップは、私たちのテクノロジーを、この50年ほどの間、着実に牽引してきた。しかし、ムーアの法則は終わりに近づいてる。 続きを読む