ゲストライター

ゲストライターの最新記事

  • CPGこそベンチャー投資の未来だ――消費者向けパッケージ商品スタートアップへの投資のポイント

    CPGこそベンチャー投資の未来だ――消費者向けパッケージ商品スタートアップへの投資のポイント

    6年前、われわれが創立したCircleUpのための資金集めをしていたとき、大勢の投資家が「消費者」という言葉を聞くと目をそらした。われわれのプラットフォームは小規模なCPG(消費者向けパッケージ商品)の会社にのみ投資すると説明すると、投資家たちは居心地悪そうに身じろぎし、視線をあちこちにさまよわせたものだ。「エナジーバーなんか作っている会社はスケールするわけがない」、「ベビーフードではタカがしれている」といった懐疑的なコメントを何度も聞いた。傑作だったのは、「消費者向け商品を作っている会社の名前なんか一個も思い出せない」だった(あるベ… 続きを読む

  • プレシード投資、5つの誤解

    プレシード投資、5つの誤解

    ここ数ヶ月の間にプレシード投資(シードステージよりもさらに早い段階での投資)が増えてきている。創業者たちがシードステージで求めるものと、マーケットが提供するものの間にギャップが広がっているためだ。とはいえプレシードを巡る話題は、まだまだ初期投資に関わる会社や投資家に対する偏見と、誤った仮定に基いている。 こうした誤解を打ち破るために、プレシードに関して良く耳にする5つの誤解のリストをまとめた。明日の偉大な企業たちのアイデアを支える私たちの情熱が、どのようなものかを共有しておきたい。 続きを読む

  • AI
    役に立つAIシステムを作ることは、まだまだ難しい

    役に立つAIシステムを作ることは、まだまだ難しい

    TensorFlowやOpenAIのようなAIフレームワークのサポートがあったとしてもなお、人工知能は依然として、大勢のWeb開発者たちが必要とするものよりも、深い知識と理解を必要とする。もし動作するプロトタイプを作ったことがあるのなら、あなたはおそらく周囲では最もスマートな人物だ。おめでとう、あなたは非常に独占的なクラブのメンバーということだ。 Kaggleに参加すれば、実世界のプロジェクトを解決することで、それに相応しい報酬を得ることさえできる。全体的にみれば価値のある立場ではあるが、ビジネスを立ち上げるのには十分だろうか?ビジネス… 続きを読む

  • 誰も教えてくれないけれど、これを読めば分かるビットコインの仕組みと可能性

    誰も教えてくれないけれど、これを読めば分かるビットコインの仕組みと可能性

    2014年、日本のメディアでも華々しくデビューを果たしたビットコイン(Bitcoin)。しかしその登場シーンは、ビットコイン取引所Mt.Gox(マウントゴックス)の破綻という最悪のニュース。同社は日本に本社を置くにもかかわらず、当時は世界最大のビットコイン取引所だった。そのMt. Gox社が、約490億円相当ものビットコインを「盗まれた」と宣言し、その事がたちまちメディアを賑わせた。 続きを読む

  • ICO時代の新しい企業のカタチ「自壊企業」

    ICO時代の新しい企業のカタチ「自壊企業」

    数々の投資家や起業家は、トークンを基点としたネットワークが企業の誕生や運営を左右する世界に突入しようとしている。ネットワークビジネス(ネットワークが根幹にあるビジネスの意。連鎖販売取引とは異なる)のモデルを根源から変えるこの変革についていけない企業は、いずれ取り残されることになるだろう。 ネットワークビジネスのなかでも、特にスケールやマネタイズが困難でこれまで広告に頼ることの多かったものは、一企業が顧客にサービスを提供するというモデルよりも、「トークンネットワーク」を活用した方が得るものが多い。このトークンネットワークによって、私たちの… 続きを読む

  • ソフトバンクのビッグイヤーを分析する

    ソフトバンクのビッグイヤーを分析する

    ベンチャーキャピタリストたちは、とてつもなくスケーラブルな企業に競って投資する一方で、自分たちの業界は規模に制約があると思う傾向にある。よく言われることだが、成功するスタートアップの供給が少ないと、投資に使える資金の額が異様に膨らみ資産バブルにつながる。 続きを読む

  • キラキラ(#kirakira)の流行

    キラキラ(#kirakira)の流行

    写真に輝きを加えるアプリKirakira+は、この記事を書いている時点では、iOS App Storeの有料アプリ第1位の座を占めている。そのクリエイター山健太郎(Kentaro Yama)は、日本在住の開発者であり、東京にあるTHA LTD. デザインスタジオに勤務するフルタイム開発者である。 彼は副業の突然のブレークを予期しておらず、もちろん27万5000人もの月間アクティブユーザーを引きつけるとも想像していなかった。Apptopiaのデータによる11月中のおよそ30万件のダウンロード数も、アプリの値段(0.99ドル、日本のストアでは120円… 続きを読む

  • M&A
    この先Appleによるスタートアップの買収は活発化するのか?

    この先Appleによるスタートアップの買収は活発化するのか?

    Appleは、地球上のどのテクノロジー企業よりも多額の現金を持っている。それにもかかわらず、これまでその現金は、あまり買収に使われては来なかった。 Crunchbase Newsの分析の結果判明したのは、Appleは、海外口座に保管された資金を含む、現金および現金同等物の合計が、2600億ドルを超えていると推定されているにもかかわらず、過去5年間で米国で最も高い評価額を誇る「Big Five」の中でも、M&Aに費やした金額が最も低い会社だということだ。 まだ買収のタイミングではないのだろうか?今週判明した、音楽発見アプリ「Shazam… 続きを読む

  • 1兆ドルの物流業界の未来を、ブロックチェーン技術に賭けるUPS

    1兆ドルの物流業界の未来を、ブロックチェーン技術に賭けるUPS

    世界は取引(トレード)で運営されている。米国だけでも、貨物と物流にかかる費用は毎年約1.5兆ドル( 2015年のデータ )にも及んでいる。世界の経済規模が拡大するにつれて、その数字は増加の一途をたどることが予想されている、私たちが製品やサービスに関して、国際的なサプライチェーンにさらに依存するようになるからだ。 しかしながら、物流業界そのものは、その成長に耐えられる構造になっていない。現状では、構造的な非効率性と不正行為に晒されやすい、脆弱な基盤の上に載っているからだ。数え切れないほどの仲介業者が手数料を徴収し、輸送価格を引き上げている。問… 続きを読む

  • 成功する消費者プロダクトのスタートアップを見分ける方法

    成功する消費者プロダクトのスタートアップを見分ける方法

    ほぼ3年前、Saar Gurと私は、ベンチャーキャピタリストたちによって見過ごされてしまうことの多い、初期段階の消費者向けプロダクト企業たちが、如何に大成功を収める可能性を秘めているかについて、記事を書いた。 その当時、VCたちは、消費者向け直販ビジネスに大きな成果がみられないことや、どのブランドが成功するかが難しいことを理由に、このカテゴリーにほとんど関心を抱いていなかった。 その記事が出た後、ユニリーバはDollar Shave Clubを10億ドルで買収し、WalmartはBonobosを3億1000万ドルで買い、KelloggがRXBa… 続きを読む

  • Amazon時代のeコマース投資を考える

    Amazon時代のeコマース投資を考える

    Amazonが800ポンド(362キロ)のゴリラとして立ち塞がっているために、私の投資家仲間たちの多くはeコマース市場を無視することにしている。実際この業界は、取引や投資の面で最近低迷している。しかし、WalmartによるBonoboの3億1000万ドルの買収や、Stich FixのIPOが示すように、この業界にも投資家たちにとってのエキサイティングな機会がまだ沢山あるのだ。 投資機会を探る中で、私はさほど多額の資本を調達することなく多くの売り上げを果たしたあるブランドにも遭遇した。ただし、この売り上げは旧来の小売チャネルを通して達成され… 続きを読む

  • ソフトウェアの複雑さを「意図指向プログラミング」で管理する

    ソフトウェアの複雑さを「意図指向プログラミング」で管理する

    ソフトウェアの魔法は失われつつある。私たちが単に現在のアプローチから多くを望みすぎているのだ。結果として、ソフトウェア開発者たちは複雑さとの戦いに敗れつつある。そしてそれはしばしば自覚されていない。しばしば、小さな失敗が他の小さな失敗の上に積み重なり、消費者の生活だけでなくビジネスシーンも、簡単になるというよりも不満が募るものとなる。 たとえば、Appleの製品はバギーなものになりつつあり、旅行は今だに悪夢であり、コールセンターでの経験は、私たちに人工知能と人間知能の両方を疑わせるものになっている。 魔法をソフトウェアに取り戻すためには、… 続きを読む

  • 暗号通貨100種類をリストアップ――4語以内で解説してみた

    暗号通貨100種類をリストアップ――4語以内で解説してみた

    〔編集部:この記事の筆者、Nate Murrayはプログラマー、ミュージシャン、養蜂家。IFTTTに勤務中。20009年からテラバイト級の巨大データを処理してきた。〕 以下は各種暗号通貨を1位から100位まで概観したリスト。 それぞれ4語以内で解説を試みた。現在非常に多数の暗号通貨が存在する。 一部は新時代を開くものだが、中にはインチキもある。 何らかの参考になることを期待する。 続きを読む

  • 新興市場でのパートナーシップのチャンスを掴み取れ

    新興市場でのパートナーシップのチャンスを掴み取れ

    シュリニヴァーサ・ラマヌジャンは1887年にインドのクンバコナムで生まれた。父親は店員で、母親は主婦だった。彼の初期の数学は明らかに非凡さを見せているが、彼は正式な数学教育を受けたことはなかった。ある時点で、彼は学校を退学になっている。彼がケンブリッジ大学に、定理を書き付けたノートを送ったことで、G.H.ハーディ教授が返信を行い、5年間の共同研究が始まった。 ラマヌジャンは学士号を取得し、最終的に王立協会のフェローとなった。彼は32歳で死亡したが、現代に至っても今だに数学者たちは彼の仕事の解読を続けている。その内容にはひも理論や宇宙の誕… 続きを読む

  • フライングカーは輸送の未来か?それとも膨れ上がっただけの夢か?

    フライングカーは輸送の未来か?それとも膨れ上がっただけの夢か?

    いよいよフライングカーのスタートアップたちが、Twitterのようなお馴染みのテクノロジー企業としてみなされるようになり始めたようだ。EUを拠点とし、オール電化の自律フライングタクシーを手がけるスタートアップのLiliumは、Tencentが主導し、多くの著名なVCたち(Atomicoを含む)が参加したシリーズBで、9000万ドルを調達した。フライングカーが魅力的なコンセプトから成熟したテクノロジーへと変化し有望な投資対象になりつつあることは明らかだ。 しかし、私たちは世界でフライングカーを見ることになるのだろうか?そして、市場環境はど… 続きを読む

  • AI
    ビデオゲームのテクノロジーがニューラルネットの実用化に貢献した

    ビデオゲームのテクノロジーがニューラルネットの実用化に貢献した

    id SoftwareのJohn Carmackが、1993年にDoomをリリースしたとき、彼はその血なまぐさいファーストパーソン・シューティングゲーム(1人称視点でのシューティングゲーム。最初に3D環境を採用したものの1つであり、あっという間に人気作になった)が、その先の機械による情報処理を、如何に変えてしまうかには全く自覚がなかった。 その6年後にはNvidiaが、急成長するゲーム業界向けに、3Dグラフィックスの生成に特化した初めてのグラフィックプロセッシングユニット(GPU)であるGeForce 256をリリースした。それから17年。G… 続きを読む

  • スマートシティは道半ばだ、私たちが目指すのはダイナミックなレスポンシブシティなのだ

    スマートシティは道半ばだ、私たちが目指すのはダイナミックなレスポンシブシティなのだ

    都市テクノロジーの専門家として、私は実際に人びとが使っている魅力的なスマートシティアプリケーションの例を教えてくれ、と頼まれる機会が多い。しかし正直なところ、実際に指し示すことができるものは多くない ― 少なくとも今の段階では。都市はますます賢くなっている筈だが、利用者の眼から見ると目立って変化しているようには見えない。 これまでの都市のデジタル進化のほとんどは、人びとが見たり、触れたり、使ったりできる部分ではなく、むしろ目に見えないところで進み、市の運営そのものに焦点が当てられて来たのだ。もちろん、行政が水漏れをより良く検知できたり、建物… 続きを読む

  • Startup Battlefield Africaのファイナリスト15社はこれだ

    Startup Battlefield Africaのファイナリスト15社はこれだ

    東アフリカ時間10月11日午前9時(日本時間10月11日午後3時)より、ケニアのナイロビで、初のStartup Battlefield Africaが開催される。その様子はこのライブストリームで視聴することが可能だ。TechCrunchはこのイベントの栄えあるホスト役を務める。以下に示すのがイベントで発表を行うスタートアップたちだ。 続きを読む

  • ドライバーレス時代のビジネスとは

    ドライバーレス時代のビジネスとは

    業界が「車単位経済」から「マイル単位経済」に移行するにつれて、都市交通には巨大な機会が生まれつつある。 若いころの私は、ピカピカに磨き上げて、ちょいと自慢気に近所を走り回る車を所有することを夢見ていた、しかし、現在は、急速に価値を失っていくプラスチックと金属の塊に対して、心配ばかりする気持ちで尻込みしている。今私が欲しいのは、快適な移動体験だけだ。 車の所有に対するこうした私の気分を、ミレニアル世代なら共有していることだろう。そしてそうした人の多くが(UberやLyftなどの)配車サービスの便利さを取り入れている。 1兆ドルの自動車産業はそ… 続きを読む

  • AR
    ARネイティブアプリのUXについて考える――単なる流行りのプロダクトで終わらせないために何ができるか

    ARネイティブアプリのUXについて考える――単なる流行りのプロダクトで終わらせないために何ができるか

    ARKitのローンチにより、向こう1年のうちに5億台ものiPhoneで拡張現実(AR)アプリが使えるようになる。さらにそれから1年以内には、ARCoreに対応したAndroidデバイスの登場で、その数は少なくとも3倍以上になると言われている。 このような明るい展望をもとに多くの開発者がARに興味を持っており、今後彼らがARという全く新しいメディアに挑戦する中で、数々の実験的な取り組みを目にすることになるだろう。もしかしたらARのインパクトはそれ以上かもしれない。これまで人間は視覚的なコンテンツを四角形のメディア(石版から映画館のスクリー… 続きを読む