Hiroshi Iwatani

Hiroshi Iwataniの最新記事

  • もっと味の濃いインターネットがほしいね

    もっと味の濃いインターネットがほしいね

    インターネットの最大の魅力と価値は、対話的コミュニケーションの「瞬時性」+「個人化」だ、と思っている。このところのもっとも至近な話としては、私はライター/翻訳者という立場で、いろんな話題について広く浅く知っているつもりでいるが、残念ながら、個々の特定の技術について深く詳しくは知らない。そのため必然的に、ときどき誤訳が生ずるし、本人はその誤訳を自覚していない。しかしインターネットのすばらしいところは、ほとんど数時間以内、遅くとも24時間以内に、その分野に詳しい方からの誤訳指摘や訂正が、翻訳記事のコメントやはてなブックマークのコメントな… 続きを読む

  • [jp]週末のおもしろい製品7種総まとめ–通貨交換もWeb上で簡単に

    [jp]週末のおもしろい製品7種総まとめ–通貨交換もWeb上で簡単に

    週末から週初にかけて、おもしろい製品やサービスの紹介記事がいくつも登場しましたが、それらを個々に完訳するのは困難なので、以下に概要をメモしておこうと思います。ビデオ付きで、それを”見ただけで分かる”記事もいくつかあります。 続きを読む

  • [jp]大みそかもアメリカのスタートアップたちは元気だな

    [jp]大みそかもアメリカのスタートアップたちは元気だな

    TechCrunch Japanは12/28-1/3がお休みだが、ご本家は暮れも正月もなく毎日にぎやかなので、私(iwatani)など数名が、休日返上ボランティアでめぼしいものだけを訳出している。 本日大みそか(米国時間ではほぼ12/30)も、以下のようなユニークなスタートアップやサービスを紹介する記事があった(残念ながらどれも未訳): 続きを読む

  • [jp]完全に互角なジェネリックノード——サーバー/クライアント構造の次に来るもの

    [jp]完全に互角なジェネリックノード——サーバー/クライアント構造の次に来るもの

    Appleみたいに相も変わらずクローズドでユーザーを甘やかすような製品を得意とするところが、時価総額でMicrosoftを抜き米国第2位の企業になったとか、Facebook、Twitter、Google、YouTubeといった巨大サーバーサイトが、今や100万や1000万どころではなく、億のオーダーのユーザー数に達しているとか(日本ではmixiなどが数千万のオーダー)いった話は、どうも、私のようなパーソナルコンピューティング原理主義者〜ネットワーキング原理主義者(!?)にとっては、ますますおもしろくない。 地球上の生物の歴史にたとえると… 続きを読む

  • [jp]なぜGoogle検索ではだめなのか––人生は単純な文字列で表せない

    [jp]なぜGoogle検索ではだめなのか––人生は単純な文字列で表せない

    インターネット以前の、いわゆる’パソコン通信’のころには、主催サイト(たとえばnifty)の各種サービスの一つに「売ります買いますコーナー」ってのがあった。とくに、”買います”のほうは便利でよく利用した。たとえば、もうどこでも売ってない、メーカーもサポートしてない古い製品や、その部品、用品などは、必ず誰かが持ってて売ってくれるのだ。それは、助け合いの精神にあふれた、良質なコミュニティでもあった。 かつてのパソコン通信大手の多くは、今ではインターネット接続プロバイダになっているが、nifty… 続きを読む

  • [jp] Appleをめぐる永遠のすれ違い論議

    [jp] Appleをめぐる永遠のすれ違い論議

    最近はTechCrunchにかぎらず、大小有名無名さまざまな技術報道/論評サイトで、Apple批判の記事を多く見かける。これは第一に、Appleをほめそやす記事にはもうみんな食傷しているから、批判記事のほうが注目度を稼げるという、商業的動機が大きいと思う。 でも個人的には、Appleをほめる記事も批判する記事も、根本的なところでピントがずれていると感じるのだ。だいたいそもそも、そういういわゆるテク系の記事には、御大Steve Jobsはもとより、Appleの人たちがあまり反応を示さない。つまり、当事者である相手との議論がまったく紡がれてい… 続きを読む

  • [jp] ヤミ金と振り込め詐欺: マネーの健康とフェアプレイについて

    [jp] ヤミ金と振り込め詐欺: マネーの健康とフェアプレイについて

    加藤和彦の自殺は個人的にはMJの他殺(?)よりも残念だけど、ニュース等でその自殺について、もっともらしく、「あーだこーだ、あーだろうこーだろう」と言う連中ばっかし多い。シンプルにすっきりと唯物論的に「鬱病の兆候に気づかずに早期治療を強制しなかった私/われわれが悪かった」と言う人は、私の比較的雑な報道メディア接触の中では一人もいなかった。ことほどさように、物事の物理的な本質をずばり明快に把握することは、四六時中落ち着きなくにぎにぎしき(近視眼的でくだらない雑念の多すぎる)村人日本人にはなかなか難しいことなのである。 さて今回の私の記事はま… 続きを読む

  • [jp] Webコミュニケーションと「絶望の美学」, セキュリティは技術課題ではない

    [jp] Webコミュニケーションと「絶望の美学」, セキュリティは技術課題ではない

    最近はよく、突然頭の中でPavlov’s Dogの曲(Merseyなど)が鳴ることがある。そして彼らの曲と音は、アメリカのイナカの、名もなくさびれた地方都市の、若者の生活(日常生活)の中の、「絶望の美学」だなぁとひしひしと感じる(40年前のセントルイスってまあそんなものでは)。そこに、彼らの曲と音が人の心をつかむゆえんがある。あまり売れなかった理由でもあるだろうが、それ(グローバルに大売れしないこと)もまた、正常な淡々たる絶望の一部を成す。 そうこうしているうちに先日、テレビでたまたま、What’s Eating Gi… 続きを読む

  • [jp]iPhone etc.問題の本質は知的な哺乳類の群れに間違って紛れ込んでいる“ださい”恐竜だ

    [jp]iPhone etc.問題の本質は知的な哺乳類の群れに間違って紛れ込んでいる“ださい”恐竜だ

    私はその“技術”と“業態”の両方に、昔から(あの小渕ソーリ大臣のころから)根本的ないかがわしさを感じているので、一貫してケータイのノンユーザだ。どうしても必要(というかあったほうが便利)なときは家族のを借りる。あんなもの、なくても、いっこうにかまわない。 なくてもかまわない、とは言ったが、ポータブルなインターネット端末はあると便利かもしれない。そして今の、知的哺乳類たちが開発した、デジタルデータ伝送のための電波の多重化利用技術は相当すごいから、ポータブルな端末から(from/to)でも音声… 続きを読む

  • [jp]「文学」よ死ね, 「会話」よ支配せよ…TechCrunchのコメントの意義を考える

    [jp]「文学」よ死ね, 「会話」よ支配せよ…TechCrunchのコメントの意義を考える

    猫も杓子もブログをやる時代なので、ブログの性質も多様だ。TechCrunchは、個人や企業/団体のブログではなく、複数者ただし固定ライター数名+編集長が依頼したゲストが書いている。WordPress multiというやつを使っているはずだが、“任意の複数者”ではない(が、実質的に任意の複数者的でもある…後述)。またTechCrunchは、世の中に最も多い私的文章のブログではなく、ニュース記事が主体だ。ただしニュース記事とはいっても、単なる客観報道ではなく、そのニュースの意味解釈をめぐって筆者の私見がほとんど必ず入… 続きを読む

  • [jp]情報の公開と非公開のジレンマ…SNSは過渡期的な文化にすぎないか?

    [jp]情報の公開と非公開のジレンマ…SNSは過渡期的な文化にすぎないか?

    実際はほんの数年前なのに、個人的にはかなり昔のような気がしているが、mixiが人気サイトとしてもてはやされるようになったとき、自分のホームページ上のエッセイに「せっかくオープンな情報公開/交換の場であるはずのインターネットの上に閉じた村を作るなんて」とmixiのワルクチを書いたことがある。 今、ユーザ数が「千万」のオーダーに達したmixiは、玉石混淆のほとんど制御不能なサイトになり、そこを無理矢理制御しようとして、人畜無害なコミュニティまで削除してしまった、などの問題が生じていることは、みなさまご承知のとおりだ。言い換えると、「村」どこ… 続きを読む

  • [5-6月のスルー記事より]Facebookとホロコーストの否定; ユーザコンテンツメディアの免責性について

    [5-6月のスルー記事より]Facebookとホロコーストの否定; ユーザコンテンツメディアの免責性について

    この5月から6月にかけてMichael Arringtonは、Facebookに対して「ホロコースト否定投稿を閉め出せ」と繰り返し迫っている。以下のように、5月10日から6月15日にかけて、かなり長めの記事が6本もある(うち2本は、幸運にも(?)スルーを免れて日本語訳がある)。このしつこさ、くどさは、最近のTechCrunchの記事の中で特別に目立つ。 Jew Haters Welcome At Facebook, As Long As They Aren’t Lactating(日本語訳) Facebook Remains Stubbornly Pro… 続きを読む

  • LetSimonDecideが人生の難しい選択をユーザの気持ちに寄り添ってヘルプする

    LetSimonDecideが人生の難しい選択をユーザの気持ちに寄り添ってヘルプする

    人生には、なかなか自分では決められない意思決定の場面がいくつかある。Webには何年も前から、フォーラム(掲示板)やYahop Answersのような相談の場があるが、そこではフレーム戦争(悪口雑言合戦)やめちゃめちゃ間違った答えに遭いがちだ。そこで最近は。質問相談サイトからコミュニティ的な要素や、あるいは少なくともそこから起きがちなフレーム戦争を取り除いたサービスが台頭してきた。今日(米国時間5/5)ロンチしたLetSimonDecideもそんなサイトの一つで、大学の専攻科目選び、株の売買などなど、多様な話題にわたる意思決定を助けてくれ… 続きを読む