Paul Carr

Paul Carrの最新記事

  • CrunchFundとArringtonの編集長離任に関して―われわれの倫理基準に裏表はない

    CrunchFundとArringtonの編集長離任に関して―われわれの倫理基準に裏表はない

    〔日本版注:TechCrunchのファウンダー、Micheal ArringtonはAOLの出資するベンチャーファンドの運営にあたるため編集長を辞任すると報じられている。〕 昨日(米国時間9/1)、Mike ArringtonとAOLのCEO、Tim ArmstrongはCrunchFundというベンチャーファンドを発足させることを発表した。New York Timesの記事によると、このファンドは「ArringtonやTechCrunchの記者が書く対象を含むスタートアップに投資する」のだそうだ。 これはまずい。さらにまずいことにTechCrun… 続きを読む

  • 電子書籍をサイン本にするKindlegraph

    電子書籍をサイン本にするKindlegraph

    電子書籍の売上が紙の本を超え、[大型書店チェーンの]Bordersが崩壊した今、誰か ― おそらくこのブログ自体のゲスト寄稿者の一人 ― が物理的書籍の終焉を宣言するのは時間の問題だ。 とはいえ、紙の本には電子本が模倣に苦闘している側面がいくつかある。大好きな本を読んでいる見知らぬ魅力的な人物と、会話を始めるきっかけ。美しい装丁の楽しみ。友人の本棚を観察するのぞき見的スリル。 続きを読む

  • テク系ライターたちのお休み週間

    テク系ライターたちのお休み週間

    やったー! またぼくが一年で一番好きな週がやってきた。テク系ライターたちが、連日のレポートや分析の重労働から逃がれて待望の休みをもらい、キーボードを離れ、家族と夕食を共にし、夫婦で長い散歩を楽しみ、子供たちとボールを蹴る、そんな一週間だ。 そう、たしかにテク系ライターたちは、すべての時計を止め、電話を切り、犬にはみずみずしい骨を与えて吠えるのをやめさせる。さあ「International Fuck It Let’s just Phone It In Week」[IFILJPIIW:国際知るかテキトーにやろうぜ週間]だ。 続きを読む

  • 支援要請バナーの進化:クイックリファレンス・ガイド

    支援要請バナーの進化:クイックリファレンス・ガイド

    「どうか支援をお願いします」。と、最近のwiki系サイトに表示されているバナー広告。 進化の道程は本文にて。 続きを読む

  • 私がクラウド依存を考え直す理由

    私がクラウド依存を考え直す理由

    物事をクラウドに保存することに関して、私は常に強力な擁護派である。メールやファイルばかりでなく、私の生活全体。以前にも書いたが、私はホテルに永住しており、私の全生活は機内持ち込みバッグに納まる。これはつまり、私が「所有」あるいは少なくとも使用するものの大部分が、バーチャル空間にあることを意味している。ロンドンとニューヨークとサンフランシスコでは[カーシェアリングの]Zipcarに乗っている。テレビはHulu(英国ではiPlayer) 、映画はNetflix(英国ではLOVEFiLM)で見る。私の聞く音楽はPandoraかLast.fmか… 続きを読む

  • 本誌が最近"死"を宣告したものがこんなにある–まるで墓場だ

    本誌が最近"死"を宣告したものがこんなにある–まるで墓場だ

    今はニューヨークからの帰りの機内だが、忙しくて数週間ごぶさたしていた本誌記事をようやく読むことができた。そして…これはひどい…、いつのまにTechCrunchは、ジェノサイド(大量殺戮)の修羅場と化したのだ?!。 至る所に、本誌のライターたちが、”殺された”あるいは”死んだ”と報じたサービスや技術、物などの、浮腫(むく)んだ腐乱死体が転がっている。 それらの記事を全部は読めなかった読者のために、以下に、本誌が死亡を報じたものたちの、一覧表を作ってみよう。それでは参ります… 続きを読む

  • 絞首台と化しそうだったTwitter

    絞首台と化しそうだったTwitter

    ハロウィーンの日(米国時間10/31)の午後、ニューヨークに住むあるブロガーが、道端に並んだ子どもたちが通りかかる車に石や卵を投げつけているのを目にした。911に電話をしたあと彼は自宅に戻り、その子たちをFacebook上で探し当て、自分の”フレンド”にした。すると彼の予想どおり、そのちびっ子チンピラたち(と思われる連中)はステータスアップデートで自分たちの犯罪を自慢し始めた。ブロガーはそのことを、一般公開記事として共有した。 二日前(米国時間11/5)には、またまたブロガー…今度は女性で大手インターネット企業の… 続きを読む

  • 禁AOL:昨日の「ようこそAOLへ」秘密ミーティングのハイライト

    禁AOL:昨日の「ようこそAOLへ」秘密ミーティングのハイライト

    Windowsは過去である。将来は、AOLが次のMicrosoftになる。 — Steve Case (1999) 多くの真剣なライターと同じく、私はAOLで働くことをいつも夢見てきた。だから、DisruptでHeatherとMikeが、AOLのTim Armstrong会長と共に壇上に立ち、TechCrunchがこの90年代のチャットルームの巨人に買収されたことを発表した時、どれだけ私が興奮したか想像できるだろう。 さらには、新しい企業オーナーへの変更が、われわれの編集独立性に影響を与えないことを知った時の安堵も想像できると思う。それ… 続きを読む

  • 1000人の記者の死:Forbesの新天才編集長の大胆な計画がForbesを殺す

    1000人の記者の死:Forbesの新天才編集長の大胆な計画がForbesを殺す

    昨日(米国時間6/13)私は、新旧メディアの「コンテンツ」に対する姿勢を対比する記事(未訳)を書いた。私の結論は、インターネットの世界では質、独創性、独占性は急速に無関係になりつつ あるというものだった。代わりに、オンライン出版はコンテンツを、低賃金、無教養で、SEO広告枠を提供する一山いくらの物として扱うようになってきている。 この現象が、オンライン専門ブランドだけに限らないことを示すために、私はForbes.comの例を挙げた ― 有名人の寄せ集めスライドショウから「アメリカで一番稼げるブルーカラー職」のちゃちなリストや「一番人気の夏向け… 続きを読む

  • TechCrunch Disruptのライブストリーミングの総視聴時間は100万分/人を超えた

    TechCrunch Disruptのライブストリーミングの総視聴時間は100万分/人を超えた

    今日はTechCrunch Disruptの初日だったが、来場者の誰もが大成功と言うだろうと思われるほどの大成功だった。朝のCharlie RoseとJohn Doerで始まり、午後のトリはDavid CarrとEric Hippeauだ。この2つのあいだに、スタートアップ決戦の第一ラウンドと、さらに、今や悪名高いArrington vs Bartzのインタビューもあった*。なにしろ、すごい一日だった。しかも、あと二日もある。〔*: Carol BartzはYahooのCEO、本誌編集長Michael Arringtonは彼女の経営判断を批判し、からかう… 続きを読む

  • Jimmy Wales、「コラムニストを首にしろ」とバカ気た発言(注意:本記事の中立性は保証の限りにあらず)

    Jimmy Wales、「コラムニストを首にしろ」とバカ気た発言(注意:本記事の中立性は保証の限りにあらず)

    〔日本版注:原文の冒頭と中間の一部を省略〕 Jimmy Walesがとんでもない発言をしている。 今週Guardian紙が主催したChanging Media Summitで「新聞の未来」について尋ねられたWikipediaのファウンダーは次のようなコメントをした。 新聞社が特定の見解を述べる有力コラムニストに大金を払う価値はもうないのではないか。優秀な政治ブロガーはNew York Timesのコラムニストに十分匹敵する。 〔略〕 気の毒な新聞経営者諸氏のために、以下、なぜJimmy Walesの新聞経営法を真面目に聞く必要がないか、その理由をご説明しよ… 続きを読む

  • Apple タブレット vs Amazon Kindle―未来はどっちだ?

    Apple タブレット vs Amazon Kindle―未来はどっちだ?

    〔日本版:TechCrunchのユーモア・コラムニスト、Paul Carrの例によってうがった観察。例によって長文のため後半のみ訳出しました〕 Appleのタブレット・コンピュータに関する大騒ぎで、ひとつ私には腑に落ちないことがある。われわれ未来評論家、Apple信者、Applrアンチは唾を飛ばして議論しながら発表を待ちわびている。Appleタブレットはコンピューティングのパラダイム、カテゴリー、コンテンツの流通、その他その他に革命を引き起こすはずなのだという。しかし実はそういう革命的製品はもうすでに存在しているのではないのか? 私のいう… 続きを読む

  • 今週のTechCrunch:「○○オブ・ザ・イヤー」(および「オブ・ザ・ディケード」)リスト・オブ・ザ・ウィーク、ベスト17

    今週のTechCrunch:「○○オブ・ザ・イヤー」(および「オブ・ザ・ディケード」)リスト・オブ・ザ・ウィーク、ベスト17

    新しい年、しかも今年は新しい10年(ディケード)の始まりに、この長々としたリスト群をインスパイヤーしたのは何だったのか。10年間のアルバムベスト100(The Strokes、マジで?)、10年間のテレビシリーズ、ベスト30( The Wire、ホント?)、10年間で最も影響を与えたゲーム10本(The Sims、エッ?) ― さらにはこんなのまで、10年間の保守派好みの映画ベスト10(いや、本当に)。 どうやらクリスマスと新年の間、世界は現実的なジャーナリズムや記事を要求していないらしい。代わりに、残ったターキーやプレゼントのたらい回しの酒で腹一… 続きを読む

  • Googleとルパート・マードックの件については一言も書くまいと私が固く決意している理由…

    Googleとルパート・マードックの件については一言も書くまいと私が固く決意している理由…

    〔日本版:TechCrunchのユーモア・コラムニスト、Paul Carrのうがった観察。長文のため後半のみ訳出しました〕 イギリスのメディア王、ルパート・マードックがMicrosoftと組んで、News Coprp.傘下のメディアのコンテンツをGoogleから引き上げると脅している件について、私に記事を書けというメールが1千万通くらい来ている。 あやうく私もこのテーマでコラムを書くという誘惑に屈しそうになった。しかし私はTechCrunchに長々しい無駄口を叩くために雇われている。ところがコラムを書くとするとその全文は以下のようにならざるを… 続きを読む

  • 今週のTechCrunch:リアルタイムいろいろ、インドに外注、噂話、レイオフ、そしてRobert Scobleの斬新な新しいツイートの世界

    今週のTechCrunch:リアルタイムいろいろ、インドに外注、噂話、レイオフ、そしてRobert Scobleの斬新な新しいツイートの世界

    正直なところ、この状況で仕事をするのは不可能である。私はこの記事を、TechCrunch Real-Time CrunchUpの会場で書いている。サンフランシスコで行われている「リアルタイム」ウェブの歓びを祝う1日イベントだ。すごそうに聞こえる?その通り。 私はステージ上でマーケティングパネルの参加者たちを質問攻めにしてきた。聴衆としてツイートもしてきた。パネルのライブブログをフォローしてきた。私は大部分をリアルタイムの夢に生きてきた。たぶんそれが、一日中ちゃんと仕事をしたことがない理由だろう。 そして締切りを20分後に控えた今、一週間分のT… 続きを読む

  • 先週のTechCrunchハイライト―Skype和解のまとめ

    先週のTechCrunchハイライト―Skype和解のまとめ

    2005年にeBayがSkypeを買ったときの様子を見たかったものだ。eBayに宅配便が大きな箱を届けて来る。社員が興奮して叫ぶ。 「おおい、みんな! Skypeが届いたぜ!」 「すげー。速く開けろよ」 「あれ、これは注文したものじゃないぞ。でかい箱にマジックでSkypeって書いてあるけど、ユーザーがぎっちり詰まってるだけだ。P2Pテクノロジーなんかどこにもありゃしない」 「なんだって? オークションで入札する前に説明を読まなかったのか?」 「いや、その…ついSkypeが買えると思って興奮しちゃって」 「えらい目にあったな。おれたち、いくら払った… 続きを読む

  • 先週のTechCrunchダイジェスト:マイク編集長の戦い、MGのダジャレ、Lacyの中国みやげ

    先週のTechCrunchダイジェスト:マイク編集長の戦い、MGのダジャレ、Lacyの中国みやげ

    正直なところ、数ヵ月前からTechCrunchの週刊コラムを書くようになって以来、読者の健康がだんだんと心配になってきた。そしてその理由は、みなさんが想像していることばかりではない。 ライターも増え、TechCrunch.comには毎週200件を越える記事が掲載され、さまざまなCrunchスピンオフサイトにも数多く書かれている。MG Sieglerの8重人格や、彼がTwitterのスタート以来寝ていないという事実を斟酌しても、一つのブログが生み出すコンテンツの量としては膨大である。 TechCrunchに書かれていることを一言一句真に受ける… 続きを読む