Scott Merrill

Scott Merrillの最新記事

  • 2011年におけるLinuxカーネル開発の現状–Microsoftも積極貢献

    2011年におけるLinuxカーネル開発の現状–Microsoftも積極貢献

    Linux Foundation(英語)(日本語記事)は、Linuxのカーネルをめぐる長期的なコラボレーションのための、企業のひも付きではない本拠地だ。Linuxの作者Linus Torvaldsや彼の右腕Greg Kroah-Hartmanらが、フルタイムでLinuxに取り組むための作業基地でもある。同団体はほぼ毎年、Linuxカーネルの現状に関する報告書を出していて、それは史上もっとも成功した協力的ソフトウェア開発を考察した文書として、魅力的な読み物でもある。報告書の全文もとてもおもしろくて、Linuxの開発に関するさまざまな観測を述べ… 続きを読む

  • 生徒が‘監督して’作るLinux入門ビデオコース–現場体験を重視

    生徒が‘監督して’作るLinux入門ビデオコース–現場体験を重視

    Linux Foundation(英語)(日本語記事)が最近発表したLinuxと雇用に関する調査報告書は、経験豊富なプロフェッショナルたちへの需要を浮き彫りにしていたが、しかしLinuxに関するこれまでの教育訓練事業や技能検定事業は必ずしも、雇用者が実際に必要としている技能とマッチしていない。このギャップを埋めるべく、Linux教育訓練のベテランでLinux Journalの副編集長Shawn Powersが、CBT Nuggetsと組んで、 “Linux for the Real World”(実用Linux)と題する教育ビデ… 続きを読む

  • 究極の省スペースフォント「Dotsies」。紙面を節約して速読にも有益?!

    究極の省スペースフォント「Dotsies」。紙面を節約して速読にも有益?!

    この前、Craig Muthにあったのはオハイオ州コロンバスでのことだった。Craigは、なかなか落ち着きのあるハッカーで、当時は世界をより良い場所にするためにmemorize.comの開発を行なっていた。高貴な使命感に基づく仕事で、まあ役に立つサイトと言って良いのだと思う。その後Craigはサンフランシスコに移った。そしてこの度、最新のプロジェクトについてのメールを送ってくれた。そのプロジェクトとは省スペースフォントの「dotsies」だ。 Dotsiesでは、5つのドットのオンオフでアルファベットを表現する。大文字は上部に専用のドット… 続きを読む

  • オープンソースと私権ソフトのコードクォリティをCoverity Scan 2011が比較

    オープンソースと私権ソフトのコードクォリティをCoverity Scan 2011が比較

    Eric Raymondは彼の画期的な著作The Cathedral and the Bazaar(伽藍とバザール)の中で、“目玉の数が十分にあればすべてのバグは浅い(given enough eyeballs, all bugs are shallow)”という説を唱えた。彼はこれをLinus’ Law(ライナスの法則)と呼び、Linuxの作者Linus Torvaldsを讃えた。それは一見、自明な主張のようだが、しかしWikipediaの記述は、この説への批判があることを指摘している。Michael HowardとDa… 続きを読む

  • Ubuntu LinuxのCanonicalがハイブリッド機Ubuntu for Androidを発表

    Ubuntu LinuxのCanonicalがハイブリッド機Ubuntu for Androidを発表

    Canonicalが今年の初めに披露したUbuntu TVは、同社が発表した一連の”Ubuntu on devices”の最初のものだった。そしてその次のデバイスは、来週のMobile World Congress 2012で発表される。それはAndroidで動くスマートフォンだが、ただし、ふつうの人のふつうの理解力を超えた製品だ。 それはAndroidの上で動くUbuntuアプリでもなく、あるいは逆にUbuntuの上でAndroidエミュレータが動くというものでもない。そのUbuntu for Androidと呼ばれる製品は、… 続きを読む

  • ますます増えているLinuxの求人需要–仕事がほしい人はLinuxを勉強すべきだ

    ますます増えているLinuxの求人需要–仕事がほしい人はLinuxを勉強すべきだ

    Linux Foundationが今日(米国時間2/14)、同団体としては初めてのLinux雇用動向調査報告書を、テク系求人求職サイトDice.comとの連名で発表した。この記事は現在のLinux方面の人材〔以下‘Linux人材’と略記〕の需要動向を検証し、いくつかの興味深い傾向を指摘している。 アンケート調査に応じた2300名の回答者の10人中8人は、Linux人材の雇用が2012年の自社の上位優先事項に含まれていると答え、また回答企業の50%以上が、求めるさまざまなスキルの中でもLinuxはとくに、その雇用が増… 続きを読む

  • スタートアップが「Linux」から学ぶこととは何か(via Facebookのハッカー文化)

    スタートアップが「Linux」から学ぶこととは何か(via Facebookのハッカー文化)

    Linuxというのは、世界最大規模の共同開発プロジェクトだと言って良いだろう。世界中の人がLinuxのカーネルコードに手を加え、メインフレームから腕時計までさまざまな場所で動作している。Linuxや、あるいはフリーソフトウェアの開発プロジェクト全般から、プロジェクトを成功に導くのに必要な条件というものを学ぶこともできるのではなかろうか。スタートアップがLinuxの歴史から何かを学ぶとすれば、とくに何に注目すべきだろうか。 Linuxの歴史がまず教えてくれるのは、共同開発というスタイルがイノベーションの速度を大幅に上げたということだ。Li… 続きを読む

  • Ubuntu 12.04のヘッドアップディスプレイはメニュー方式のGUIに別れを告げる?

    Ubuntu 12.04のヘッドアップディスプレイはメニュー方式のGUIに別れを告げる?

    Ubuntuとその新しいインタフェイスであるUnityについて記事を書くと必ず、ネガティブなコメントが殺到する。使えない、大嫌い、コンピュータ史上最悪の製品だ、などなど。ぼくはそれらを見て、それほどがっくりもしないが、Ubuntu Linuxを提供しているCanonicalにとって、Unityの採用は一つの試練になってしまった。とくに不評なのは、アプリケーションのメニューを画面上部のグローバルなバーに置いたことだ。また多くのパワーユーザたちは、Unityはマウスに依存しすぎだと批判した。そこで、Ubuntuの“ユーザ説得係&… 続きを読む

  • Linux: Canonical(Ubuntu)とRed HatもSecure Bootを採用か

    Linux: Canonical(Ubuntu)とRed HatもSecure Bootを採用か

    最近、Secure Bootというものが話題になっている。それは、ハードウェアがオペレーティングシステムの立ち上げ過程を検証することによって、マルウェアを防ぎコンピュータのセキュリティを向上させる、という仕組みだ。UEFIの規格(日本語記事)の一部であるSecure Bootは、多くのユーザにとっておなじみの老いたるBIOSに置き換わることにより、無署名のオペレーティングシステムのロードと実行を禁ずる。Microsoftは、OEMが”Designed for Windows 8″のロゴを使いたい場合にはSecure Bo… 続きを読む

  • Linux Foundationが消費者電子製品向けカーネルの業界共同開発事業を始動

    Linux Foundationが消費者電子製品向けカーネルの業界共同開発事業を始動

    今週チェコの首都プラハでカンファレンスを開いたLinux Foundation(英語)(日本語記事)が、いくつかのおもしろいニュースを共有した。ヨーロッパの会員が新たに5つ増えたことと、同団体のYocto Projectが一周年を迎えたことに加えて、消費者向け電子製品(consumer electronics, CE)に適した安定版カーネルのリリースを促進するための”長期的支援事業(Long Term Support Initiative, LTSI)”が発表された。そのねらいは、”消費者電子製品の製品寿命を支える… 続きを読む

  • 初めての「自動車のためのLinuxサミット」をLinux Foundationが日本で開催

    初めての「自動車のためのLinuxサミット」をLinux Foundationが日本で開催

    Linux Foundationが今日(米国時間10/10)、初めてのAutomotive Linux Summit(自動車のためのLinuxサミット)を開催する、と発表した。2011年11月28日に日本で行われるこのカンファレンスは、デバイスとしての自動車の未来を、自動車メーカーとLinuxデベロッパが協力して作っていくための、もろもろのニーズや課題が議題になる。NissanやToyotaはもちろん参加するし、さらにIntel、NECなどなど、モバイル〜移動体通信方面のデベロッパ企業も多数参加する。 かんじんなのは、”デバイスと… 続きを読む

  • LibreOfficeとOpenOffice.org: 決別から1年後の現況

    LibreOfficeとOpenOffice.org: 決別から1年後の現況

    Linuxを前世紀から使っているが、当時いちばん困ったのは、Windowsのユーザなら誰もが知ってるような一連の生産性スイート*に、まともなものがないことだった。唯一ましだったのはStarOfficeだが、それは耐え難いほど立ち上がりが遅くて、しかも使いづらかった。Sun MicrosystemsはStarOfficeを作っていたStarDivisionを1999年に買収し、そのソースコードを2000年に公開した。そこからOpenOffice.orgが生まれ、Microsoft Officeのオープンソース版を作るという開発努力が始まった… 続きを読む

  • インフォグラフィックで見るLinuxの昔と今

    インフォグラフィックで見るLinuxの昔と今

    昨日(米国時間8/16)報じたLinuxの20年(未訳)に続き、Linux Foundationは、この20年間にLinuxとコンピュータ業界全体に生じた重要な変化を図解するインフォグラフィックを発表した。Linuxカーネルのコードは、1995年に25万行だったが、2010年には1400万行ある。Linuxユーザは今日、Linuxを、家庭でのパーソナルコンピューティングだけでなく、家庭と仕事の両方で使うようになっている*。 LinuxConカンファレンスが、今日から始まる。Linuxエコシステムの著名人たちの多くに、取材したいと思う。R… 続きを読む

  • Red HatのCEOがLinuxConでキーノート: Linuxは世界を変える大規模コラボレーションの要(かなめ)

    Red HatのCEOがLinuxConでキーノート: Linuxは世界を変える大規模コラボレーションの要(かなめ)

    今年のLinuxCon North Americaカンファレンスでは、Red HatのCEO Jim Whitehurstがすばらしいキーノートを述べた。Whitehurstは、ビジネスマンであるだけでなく、彼自身がギークだ。彼はRed Hatに入る前から、Linuxとオープンソースを使っていた。そんな彼が世界でもっとも成功したオープンソース企業のCEOになったことは、彼にとってはまさに夢の実現だ。彼は過去20年にLinuxが達成した重要な成果を簡単に振り返ったあと、キーノートの核心部分を述べた: 次は何か? Whitehurstは、間を置くことな… 続きを読む

  • あなたにはLinus Torvaldsの仕事ができるかな?(Facebookクイズ)

    あなたにはLinus Torvaldsの仕事ができるかな?(Facebookクイズ)

    Linus Torvaldsは、世界最大のソフトウェア開発プロジェクトを指揮している。世界中の何千人もの人たちが、彼のささやかな研究プロジェクトとして始まったものに寄与貢献している。個人も多国籍企業もLinuxの今後について意見があり、それらすべての(ときには対立する)利害関心をさばくことが、Linusの究極の仕事だ。Linux Foundationが、 “Could You Do Linus Torvalds’ Job?”(あなたにLinus Torvaldsの仕事はつとまるか)と題する小さなクイズをFaceboo… 続きを読む

  • WebOSとLinux, それはHPの若返りの妙薬になるか

    WebOSとLinux, それはHPの若返りの妙薬になるか

    本誌のJohn BiggsがHP TouchPadのリビューを書いているが、その中で彼は、”このショウの真のスターはWebOSだ。このOSは本格的なマルチタスクができ、’カード’とカードの’スタック’(積み重ね)というメタファで表されるシステムを使って、アクティブなアプリケーションを表示する”、と書いている。ここでみんなに思い出してもらいたいのは、WebOSのベースがLinuxのカーネルであることだ。そしてそのことが、いくつかの興味深い意味を表している。HPはPalm… 続きを読む

  • EvernoteがChromeエクステンションをバージョンアップ―ページの記事部分だけを自動選択してクリップ

    EvernoteがChromeエクステンションをバージョンアップ―ページの記事部分だけを自動選択してクリップ

    以前、私は「Evernoteは自分のリモート脳」だと説明されたことがある。そのEvernoteが今日(米国時間5/24)、Google Chromeエクステンションをバージョンアップした。新バージョンではウェブページのクリップがはるかに簡単かつ効率的になった。 たとえばブログであれば、記事本体だけを選んで保存する。新しいエクステンションはブログの構造を解析して、自動的に記事部分を認識し、必要な範囲だけを巧みにクリップしてくれる。完全に自動的に行われるのでユーザーは全然手作業をする必要がない。私も実際に試してみたが、ちゃんと動作することに感… 続きを読む

  • モバイルアプリ(Android/iOS)はオープンソースライセンス違反が多い‘初期の西部開拓地'か

    モバイルアプリ(Android/iOS)はオープンソースライセンス違反が多い‘初期の西部開拓地'か

    大企業がオープンソースのソフトを使わない理由の一つが、ライセンス条件がいろいろあって面倒なことだ。個々のライセンス条項も、曖昧な箇所が多く、そこを明確にしてくれる事例法も少ない。ライセンス条件AとBは互換性があっても、AとCはまったく互換性がなかったりする。しかしもちろん、非常に多くの商用製品にオープンソースソフトは意図的にまたは結果的に使われているから、ライセンスの準拠対策で頭を悩ます企業も増えているはずだ。 今日サンフランシスコで開かれたAnDevCon(Android Developer Conference)で発表された報告書が、A… 続きを読む

  • Android向けEvernote 2.0―アップデートで大幅改良

    Android向けEvernote 2.0―アップデートで大幅改良

    「すべてを記憶する」EvernoteがAndroid携帯向けアプリをv 2.0にアップデートした。Evernoteの単一のアップデートとしては、全プラットフォームを通じて、最大の大幅機能アップになった。ホーム画面の改良、Google検索と密接に連動するウィジェット、バックグラウンドでの同期、簡単なソートなどすべて大いに役立つ改善だ。しかし既存のEvernoteユーザーが最初に気づくのは処理速度が大幅に向上したことだろう。 Evernoteは依然としてフリーミアム・モデルの提供を続けている。したがって、今回のアップrグレードのほとんどは無料… 続きを読む

  • オープンソースのライセンス問題への正しい対応のためにLinux FoundationがOpen Compliance Programを立ち上げ

    オープンソースのライセンス問題への正しい対応のためにLinux FoundationがOpen Compliance Programを立ち上げ

    オープンソースのソフトは多くの点で有利だが、たぶん最高なのは、自分のプロジェクトを1から10まで全部自分で実装しなくてよいことだろう。オープンソースのコミュニティではいろんなソリューションを共有できるから、良質ですぐに動くソフトを早く作れる。しかしオープンソースのソフトは、単独で使われるばかりでなく、優れたノンオープンのアプリケーションにも数多く使われている。 オープンソースの多様なライセンスの中には、ノンオープンな製品中での利用を認めているものもある。また、認めていないものもある。オープンソースソフトやフリーソフトの多様なライセンスの… 続きを読む