疾患リスクの予測推定と健康増進プログラムにより個別化したヘルスケアを目指す

アクシオンリサーチ(茨城県つくば市)は、「健康を科学する」ことをCredo(クレド。経営理念)として、未病における健康位置の可視化と健康増進プログラムの提供による、個別化されたヘルスケア「Precision Health®」を実現するために、シリアルアントレプレナーの佐藤友美氏を中心とする発起人8名が、資本金2250万円で2016年12月に起業した。

また同社は現在、シリーズAとして、4.8億円の年内調達を目指している。国内で3億円を調達しサービスインに向けたシステムの製品化を加速し、海外から1.8億円を調達し海外展開の足がかりとする。

少子高齢化により国民の医療費は毎年高騰しており、医療費の削減は喫緊の課題となっている。がんや感染症などは、免疫の低下が原因であり、罹患前の未病の状態において免疫を向上することにより、疾患のリスクを下げられるという。健康な人が突然罹患するのではなく、健康と罹患の間には段階的に疾患に近づく未病の領域があり、その健康位置を可視化することで、その位置に応じた個別化した健康増進プログラムが提供可能となるとしている。同社は、この技術を開発し、病気のない世界を実現することが、製品・サービスの開発にいたった大きな動機として挙げている。

同社AI推論エンジン「AXiR Engine®」(アクシアエンジン)/「P-HARP®」(ピーハープ)は、毎年受診している健康診断のデータや日々計測するバイタルデータを基に、ヒートマップ化により個人の健康状態を可視化し、また経時変化をトレースし深層学習を用いることで、疾患リスクの予測推定を行う。さらに、その疾患リスクに応じて個別化された健康増進プログラムを提供し、未病の人々を罹患する前に疾患から遠ざけ、健康に戻すことを可能とするという。

ヘルスケアサービスの提供を志向するパートナー企業に対して、これらの機能を実現するソフトウェアについてカスタマイズしAPIでライセンス提供することで協力しシステムを構築し、ローンチを目指す。

同社は、「健康を科学する」というCredoの通り、単なる統計的な確率による予測ではなく、科学的な根拠に基づいた、疾患リスクの予測推定と健康増進プログラムの構築を目指している。対応する疾患についても、パートナー企業とのPoCを通して実データで実証しながら、需要の高い疾患から優先して実装していく。

今後の展望として同社は、疾患に至る前の、未病の領域におけるヘルスケアをビジネス領域とするものの、がんの早期発見や、感染症の感染リスク・重症化リスクにも適用可能であり、製薬メーカーなどと協業しステージ0のがんの早期発見やCOVID19などへの適用を目指すとしている。

またJETRO Innovation Program(JIP)の活用により、北米の投資家からの資金調達、また北米のパートナー企業獲得の実現を目指す。国内でのサービス立ち上げ後としていた海外展開を加速するとともに、早期にグローバル企業へと成長させるとしている。

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この記事はスポンサーとの企画によって制作された特集記事であり、編集部の意見が反映されたものではありません。