感情日記を投稿しSNSコミュニティと共感し合える新しいマインドフルネスアプリ

bajji(バッジ、東京都台東区)は、小林慎和氏が2019年4月に設立したスタートアップ企業。これまで同氏は、目標は大きく、世界を変革するサービスを作るべく起業を続けており、過去に5社創業し、失敗も成功も経験したという。コロナ禍で多くの人が不安で苦しむ社会となり、サービスという形で光を照らせないかとの思いから、新しい形のSNSとして「Feelyou」(フィールユー)を開発した。

同社は2019年秋、コロナ前に運営していたサービスにおいて、ちばぎんキャピタルやエンジェル投資家から約1億円の資金を調達。新型コロナウイルスの流行を受けてFeelyouにピボットし、現在は2020年12月に向けて1億円の調達を予定している。またその資金によってFeelyouの世界展開を加速させるとしている。

小林慎和氏は、何度か起業する中で多くの困難に遭遇し、社員や友人にそれを言えずひとり苦しんだ経験があるという。苦しい時に苦しい、楽しい時に楽しいといった当たり前のことが発信できないウェブ社会になっているのではないかと感じ、社会への不安がコロナ禍によってさらに増大してしまったと見ているそうだ。そのような世界で不安やストレスに苦しむ方に、アプリで何かできないかと考えFeelyouを開発し、2020年7月に全世界に向けて配信を開始した。

現在社会では、ミレニアル世代など15歳から40歳程度の方のうち4割以上が、ほとんど毎日何かしらの不安やストレスを感じているという。Feelyouは、そういった方々のストレスを軽減可能で、いつでも・どんな時にでも手軽に利用できるセルフケアアプリとしている。

Feelyouの特徴は、感情日記とコミュニティを組み合わせていることにある。7種類の感情レベルを選択し、日々の自分の感情を吐き出す、コミュニティの中で共感し合う、サポーティブなコメントを送り合うなどが可能。ローンチから2ヶ月で世界で1万9000人のユーザーが利用しており、94%のユーザーがアプリを使ってから気分が良くなってきたと答えているそうだ。Feelyouは、ウィズコロナ、アフターコロナの社会を見すえた新しいマインドフルネスアプリと位置付け、不安やストレスを感じた時に利用するよう呼びかけている。

Feelyouは、ユーザーがありのままの自分を吐き出せる場所となるように、デザイン・仕組み・アルゴリズムなどを注意深く設計。例えば、ユーザーによる投稿機能を有するSNS系サービスでは「炎上」が問題となりやすい。これら炎上は、シェアやリツイートなどサービスの中に拡散装置があり、不特定多数に広げてしまうことで発生する。

そのため、Feelyouはそうした拡散装置は備えず、ありのままの自分を吐き出し、それに気づいた少数の者が共感を示すという、即席のグループセラピーのような空間としている。こうした良い環境を維持するべく、ビジネスモデルとしてはサブスクリプションを採用しており、一切の広告を排除している。

Feelyouがターゲットとする不安やストレスに苦しむ若い世代は、日欧米で世界で1億人ほど存在するという。Feelyouの目標は、3年以内に2000万人以上のユーザーに拡大し、彼ら彼女らの日々の悩み、不安やストレスをいち早く、少しでも軽減することで、自殺の低減、仕事のモチベーション向上につなげたいとしている。

コロナ禍の世界では、すべての国の人がアフターコロナの世界でどう生き抜いて行けば良いのかと不安を抱えており、これはまれに見る世界の共通項になっている。そのような時代だからこそ、サービス開始当初から全世界に向けたサービスを展開させており、その中でも北米は重要なマーケットであることからJETROのプログラムによるサポートを活用した。

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この記事はスポンサーとの企画によって制作された特集記事であり、編集部の意見が反映されたものではありません。