GitHub/Jira/Slack などから様々なデータを自動で収集・分析し、開発チームの生産性向上を支援

スリーク(東京都品川区)は、「ソフトウェアの力でソフトウェア開発チームの生産性を上げる」をミッションに、ソフトウェア開発者向けの各種ソリューションを提供するスタートアップ企業。フィックスターズのスピンオフ企業として浅原明広氏が2019年8月に創業し、フィックスターズからの出資として2億円を調達している。

エンジニアリング マネージャー向けサービス: 「Sleeek」(スリーク)は、10年以上ソフトウェア開発チームのマネージメントを行ってきた浅原明広の経験から生まれた疑問が原点という。それは、「プロジェクトを成功させるため、あるいはチームのモチベーションを高く保つため、現在の状態をひと目で把握する方法はないだろうか?」というものだ。

ソフトウェア開発を取り巻く環境は、この10年で大きく変わった。スクラム開発におけるスプリントのような極めて短い開発期間に軌道修正しながら繰り返す開発手法が標準となり、それを可能とするためにJIRA、GitHub、GitLab、Slackなど多数のツール群が開発の現場で必須となっている。これにより、状態を把握するためのデータ自体は増えたものの、逆にデータソースが複数になったことで、データ収集・分析のコストは大きく上がっている。客観的なデータを元にチームの状態を把握し、改善・修正することは非常に重要なものの、日々行うことは困難となっている。そこで同社は、その課題を解決できるサービスとして、Sleeekを開発した。

前述のとおり、データを収集・分析し、それを基にチームの状態を把握し、改善につなげることは非常に重要だが、時間がかかってしまう。同社のユーザーインタビューによると、1回の分析で最低でも2時間、長い人では1日かかってしまうとの回答もあったそうだ。これでは、毎日分析を行い都度軌道修正するような真にAgile (アジャイル)なチームの構築は困難となる。

そこでSleeekでは、JIRA、GitHub、GitLab、Slackなど、ソフトウェアの開発現場で必須といわれるツール群に接続。これら複数データソースから各メンバーのアクティビティ、ソースコードの品質、コラボレーションの状況など、様々なデータを自動で収集し、分析を行うようにした。マネージャーは毎日チームの状態を把握できる上に、主観ではなく客観的なデータに基づいた「次の打ち手」を迅速に実行できるようになる。

もともとは自分の欲しいものを作るような、プロダクトアウト的に開発した製品となっており、2019年末の最初のリリース後、それだけでは顧客ニーズが満たせないことが分かったという。以後は、米国の現役プロジェクトマネジャーやエンジニアリングマネジャーにサーベイやインタビューを毎週のように行い、得られたフィードバックを取り入れて改善を行うというサイクルを高速に実施。徐々に、真の課題に迫れる製品になってきているそうだ。

また同社は、Sleeekについて、3ステップで進化していくプロダクトと位置付けている。ステップ1は、データの収集と可視化。ステップ2は、得られたデータを分析し問題点を提示すること。そしてステップ3として、単に問題点を指摘するだけでなく、それに対する打ち手を提案することとしている。現在のプロダクトはまだステップ2 の入り口に立ったところで、今後分析能力を高め、エンジニアリングマネジャーの良き参謀になれるように製品を成長させるとしている。

スリークは、すでに米国法人を展開。代表取締役である浅原明広氏は、フィックスターズの米国子会社をカリフォルニアで7年経営してきた経験を有しており、オペレーションには課題はないという。一方で、製品のアーリーアダプターを獲得するための営業力が不足している点を課題として挙げている。JETROのプログラムにあるBoot Campにおいて、VCやシリアルアントレプレナーとつながることができ、ビジネス開発についてアドバイスを得られたとしている。

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この記事はスポンサーとの企画によって制作された特集記事であり、編集部の意見が反映されたものではありません。