お家まるごとナノバブルで水回りを洗浄化

ウォーターデザインジャパン東京都渋谷区)は、微細気泡(UFB。ウルトラファインバブル)生成器により配管汚れや、化学薬品の削減を可能とすることで、環境問題の解決を図るスタートアップ企業。藤田和志氏が2020年3月設立した。

同社は、UFBを連続的に作り出す、ノズルタイプの装置化に成功。同タイプの宿命である水量や水圧の大幅低下を特許技術により、大幅に低減した。また、産業用途に使用できるように径の拡大や使用液体に対応する材質の変更なども可能。これまで洗浄効果、ガス溶解、保湿効果、植物などの発育促進などを目的に約5000ヵ所に導入済みとなっている。

また2020年6月、Plug and Play Japanが実施するアクセラレーションプログラム「Summer/Fall 2020 Batch IoT」部門において採択された。現段階では資金調達はしていないものの、VC、CVCなど数十社と話し合っているという。

多くの方が地球環境の変化を肌で感じるようになり、世界的に抱える環境問題を改善できないかを考える中で、同社は地球上や人間に必ず必要な水に着目。UFBというナノサイズの微細な泡に様々な効果効能があることから、この技術により問題解決へのアプローチを展開している。

UFB発生装置は、機械で大きな泡を破砕していくバッチ式と特殊なノズルで連続的に製造する方式とがあり、産業界で活用されるには必要な量を連続的にストレスなく生産できるノズル方式が望ましいという。そのため同社は、水道レベルの水圧で、水量・水圧を落とすことなく簡易に製造できるノズルを開発した。現在UFBの用途は、養殖や水耕栽培などが多いものの、美容・医療や水を使う分野に広まってきている。UFBのもうひとつの機能であるガス溶解は新たな革新的技術と考えられ、飽和濃度の10倍以上を大気開放下で液中に存在させられる技術と考えている(ガスや液体による)。

また、洗浄力を持つUFBを発生できるノズルとして「UFB DUAL」(ユーエフビーデュアル)を開発。このノズルを水道管に取り付けられる公式の許認可を得て、家庭用に生産を開始。各家庭の配管の大元に設置をすることで、全館丸ごとUFB化しすべての水回りの洗浄などの問題解決に貢献している。

家庭環境において水は、シャワーや洗濯、トイレや洗面などに広く使われているものの、使用過程において機材などに水回りのぬめぬめ等(バイオフィルム)が発生し、不衛生な環境になる。薬剤を使って洗浄できるが、数日たつとまた形成されるという状況にある。UFB DUALにより、薬剤をあまり使わなくともこのカビやバイオフィルムが形成しにくくなり、また剥離排除が可能。UFBの泡は、事実上水中に約100日間以上停滞できることから、排水ラインでもこの清浄化は継続される。薬剤の削減や水使用場所の清浄化は、まさしく求めらえているものと考えているという。

同社は子供から大人までひとりひとりが意識しなくても自然に配管などの汚れがとれ、化学薬品も削減できることによって環境問題を改善したいという。世界規模で地球環境が変化する中で、より良い未来にするためにも、同社サービスが普段の生活に当たり前のように使用され、環境問題が改善できるように日々活動している。

日本の水道は、飲むことができる高い水質となっているものの、使用場所によってはバイオフィルムやスケールの形成が見られることから、UFB DUALは貢献できるとしている。硬度成分が高く、水質も安定しない海外地域においても、同社UFB技術(50μレベルのフィルトレーションが前提)は使用可能で、現在困っているスケールや一般細菌・生菌による汚染を低減できる可能性が考えられるという。

同社は、世界中の住宅にUFB DUALを設置し使用することで、自然な環境改善を目指す。また改善後のデータを取得しながら新しい商品やサービスを展開していく。産業界でも様々な効果の結果が出ているため、各種分野での設置も目指すという。UFBの用途は、現在は水が主体であるものの、油などポンプで送液できる液体ならば使用可能で、多様な使い方が想像できるという。清浄な水使用環境を作り出すだけでも、大きな貢献ができると考えているそうだ。

また、すでに北米など様々な国から問い合わせがあり、スピーディーに対応・設置できるように体制を整えていくという。家庭の水供給ラインの清浄化、ビル内の供給配管の維持、トイレの尿石排除などの清浄化、プール・バブリングバスのヌメリ防止、空調クーリングタワーや噴水の清浄化など水関連分野や美容室関連に活用可能なほか、ガス溶解においても新たな技術開発に使用される可能性があると考えており、それら分野においてマッチングや開拓をしたいとしている。

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この記事はスポンサーとの企画によって制作された特集記事であり、編集部の意見が反映されたものではありません。