AIとブロックチェーン採用の不動産テック・建設テック、耐震ソリューションを展開

ZWEISPACE JAPAN(ツバイスペース・ジャパン、東京都千代田区)は、亀田勇人氏が2016年5月に設立。米シリコンバレーで開催のPlug and Play Summer Summit 2020では、スタートアップアワードを受賞した。また、KPMGグローバルイノベーション企業に選出された、AIとブロックチェーンを活用した不動産テック・建設テック系アプリ群を展開。AIロボット建築士「オートカルク」や、AI災害ソリューション「ナマズ」、ブロックチェーン業界のトークンソリューションなどを開発・運営している。

またシリーズAにおいて、5~10億円の資金を調達中。引受先はグローバル企業のCVC、VCなどとしている。

サービス開発にいたった背景としては同社は、不動産という一般の人にとっては身近で大きな投資を、AI活用により客観的に、また科学技術を活かし安全に行いたいという経済的な観点を挙げている。日本や環太平洋の国々にとって、不動産やサプライチェーンの継続性を考えるうえで、リスクの観点上看過できない問題である大地震について、その知見を効率よく集め、高速で学習し、世代を超えて承継改良して立ち向かうという思いからとしている。

耐震ソリューション「ナマズアライアンス」と、地震関連トークン「ナマズトークン」については、ビットコインのマイニング(採掘)に似ているものの、ビットコインのマイニングが多額の電気料金がかかることと対称的に、ナマズトークンは、地震データを生成・マイニングした場合に採掘できるという。

また地震データは抽象化された後、ブロックチェーンに格納される。そのデータを使い、ZWEISPACE JAPANやアライアンスメンバーが開発したAIアプリ・ブロックチェーンアプリなどを使い、シミュレーションの精度を向上させるという。そのシミュレーションを建物の構造診断・構造設計などに活用し、実際のビジネスや耐震ソリューションとして活用する。ナマズトークン自体もユーティリティーとしての価値を備えており、自宅などの不動産を所有している一般の参加者も参加することで、全体のエコシステムが形成され、これまでにない知見とデータの取得から、ソリューションが加速するとしている。

プロダクトやサービスの開発においては同社は、優れた大学や研究機関、業界最大手企業の第一人者的な研究者でも解決できないような問題を、AIやブロックチェーン、IoTなど最新技術を利用し解決できるようソリューションを設計しているという。結果、そうした方達の賛同を得て、展開できているそうだ。

ナマズアライアンスについては、現在世界の大手企業が参加しているほか、各国のアライアンスパートナーを募り始めているとしている。同社は早期にブロックチェーン関連特許を取得しており、日本国外でも順次取得を進めているそうだ。新型コロナウイルスの影響はあるものの、地震など規模の大きな災害について世界的に連携したソリューションを実現していきたいとしている。

同社は、シリコンバレーでのアワードの受賞もあり、トラクション(顧客獲得)も増加しているそうだ。北米展開に関しては、米国西海岸は大きな地震被害を過去に経験している上、保険会社のリスク評価能力も高いため、事業者や顧客の理解もより賢明と指摘。費やした努力が報われる市場があるものと期待しているという。B2Bのためこれまで直接顧客企業と話すことが多かったものの、JETRO Innovation Program(JIP)を利用し一般での認知向上も期待してるという。

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この記事はスポンサーとの企画によって制作された特集記事であり、編集部の意見が反映されたものではありません。