コラム(用語)
コラム記事一覧
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反クラウド論、プライバシーを保護できていない現在のクラウドアプリ
我々は「あらゆる情報を指先に」置いた世界のメリットを享受しているが、利便性と引き換えにプライバシーを放棄している。われわれはテクノロジー企業が無謀さと計算づくで構築してきた線の上に立っている。 続きを読む
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バイデン新大統領の労働政策とギグワーカーの未来
オバマ-バイデンの選挙戦で事務局長を務め、ホワイトハウスでは主席補佐官代理だった私は今、サンフランシスコに住んでテクノロジー分野の仕事をしている。そんな私がバイデン-ハリス政権に対して、スマートな政策と規制の安定性を導入することで、業界の大きな可能性をさらに引き出す能力を持っていることに期待している。 続きを読む
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初のオールバーチャル開催となったCESについて思うこと
筆者は過去数年、実際の会場で開催されるトレードショーの価値についての疑問を口にすることに、自身が言及したいと思う以上により多くの時間を費やしてきた。多くの人を1カ所に押し込み、ブースからブースへと歩かせるというアイデアは、時代遅れのように思える。もちろん、過去においては重要なニーズを満たしてきた。しかし超コネクトしている世界においてそれらは遺物にすぎないのではないだろうか。 続きを読む
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Facebook Photosの元プロダクトマネージャーが反トラスト訴訟について思うこと
FacebookによるInstagramの買収まで、筆者はFacebook Photosを担当するプロダクトマネージャーだった。マーク・ザッカーバーグ氏はそれまでに、筆者の前の会社であるDivvyshotを買収していた。筆者はマーク氏と緊密に協力して働いていたので、ソーシャル共有アプリや台頭していたモバイルアプリの将来についてよく話し合った。 続きを読む
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FireEyeとSolarWindsがハッキング攻撃を受けた今、フェイルセーフ設計をどのように見直すべきか
セキュリティ業界では、FireEye(ファイアアイ)へのハッキング攻撃のニュースと、SolarWinds(ソーラーウィンズ)へのサプライチェーン攻撃が原因で(または、少なくともそれが一因で)米国財務省、米国国土安全保障省などのいくつかの政府機関がハッキングされたという発表が関心を呼んでいる。 続きを読む
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サードパーティーがユーザーデータを知らぬ間に収集する副次的監視の時代を終わらせよう
我々消費者は、自分たちが使いたいサービスやソリューションにアクセスする際、Google、Facebook、Twitterなどの企業に個人データを提供することを気にしないものだ。しかし多くの人は、水面下でこうした企業がデータ収集をビジネスモデルに統合し、データ収集監視組織として機能していることを理解していない。 続きを読む
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あるセキュリティ研究者がハッカーからの略奪を防ぐためにある国の期限切れトップレベルドメインを入手した
2020年10月中旬、ある国の、あまり知られていないもののインターネット空間に対して決定的に重要なドメイン名の期限が切れた。このドメイン「scpt-network.com」は、コンゴ民主共和国に割り当てられたカントリーコードトップレベルドメイン「.cd」に対応する、2つのネームサーバーのうちの1つだった。 続きを読む
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私は言論の自由の擁護者だがその意味がわからなくなった、技術と言論の自由に待ち構えているものとは?
米国の大統領はおそらく世界最強だといわれている。その彼がTwitterに投稿できない。そしてFacebookにも。それだけでなく、先週私たちが目撃したように、その他の多くのソーシャルネットワークに対してもだ(まあ彼はまだ核ミサイルの発射コードを手にしているので、それはそれで熟考すべき興味深い力だが)。 続きを読む
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ビットコイン擁護派がトランプ政権の性急な仮想通貨規制に反抗
全米のBitcoinファンが、共通の敵である米財務省の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)に対抗して結集している。ドナルド・トランプ大統領の側近の1人であるスティーブン・ムニューチン米財務長官は感謝祭以降、バイデン政権が2021年1月20日に就任する前に、いくつかの暗号通貨規制を押し通すために残業を続けている。 続きを読む
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2021年に最優先すべきはパンデミックから精神的に立ち直るための技術
2020年、米国人は感染の恐怖、耐え難い愛する人たちの喪失、経済的ストレス、孤独、絶え間ない不安による疲労など、さまざまな問題と格闘してきた。ワクチンの接種が始まり、日常に戻れる時が近づいているとしても、新型コロナウイルス(COVID-19)を終わったものとするのはまだ早い。 続きを読む
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インターセクショナルなフレームワークを適応してAIを開発しよう
今や、テック業界で働く人の大部分は、我々の中に存在する潜在的な偏見がAIアプリケーションにも反映されてしまうことを理解している。AIアプリケーションは現在、日常生活を本質的に変えることができるだけでなく、人間の意思決定に影響を及ぼすことさえも可能なほどに高度な機能を有するようになっている。 続きを読む
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プライバシーがテック企業の新たな競争の場に
11月にカリフォルニア州で、ビジネスのデータ収集に新たな規制を課す投票法案である住民投票事項24が可決された。CPRA(California Privacy Rights Act、カリフォルニア州プライバシー権法)の一環として、個人は自分の個人情報の共有と販売に関するオプトアウトの権利を有することになり、企業は「道理にかなった」範囲でデータ収集を最小限に抑え、ユーザーのプライバシーを保護しなければならない。 続きを読む
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メディアとスタートアップにおける「黄金の釜」論
週が改まれば、また新しいニュースレターが届く。今週は、近年Politicoから独立したジェイク・シャーマン氏、アンア・パーマー氏、ジョン・ブレスナハン氏らが執筆する政治問題を中心としたニュースレターPunchbowlの話題だ。しかしなぜ私たちは、政治を分析するニュースレターがすでに数多く存在する中で、さらに新たなニュースレターが必要なのか。 続きを読む
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新型コロナで悪化するテクノロジー依存:脱するために今できること
新型コロナウイルスの世界的流行により、米国におけるテクノロジー依存が加速した。依存によって多くの人が悲しみや不安にかられたり、やる気を失っている。 続きを読む
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AIの普及に必要な次の一手はジーニアスチップの開発
Marshall Choy(マーシャル・チョイ)氏はSambaNova(サンバノヴァ)の製品開発リーダー。数十年にわたり、Oracle(オラクル)やSun(サン)など、業界をけん引する企業と共にエンタープライズ向けのハードウェアおよびソフトウェアエクスペリエンスを実現してきた。 続きを読む
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アドテクは衰退し信用経済の時代が到来する
2020年は、多くの人が待ち望んでいた社会運動が実行に移された年となった。6月、活動家は「Stop Hate for Profit(利益のためのヘイトをやめろ)」キャンペーンを開始し、Facebookのようなソーシャルメディア企業に、自社のプラットフォーム上で発生しているヘイト行為の責任を取るように要請した。 続きを読む
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人工知能はゾウを救えるか
アフリカを象徴する光景といえば、ゾウの群れが大平原を歩き回るようすがすぐに思い浮かぶだろう。しかし今、ゾウの未来が脅かされている。現在、15分に1頭のゾウが密猟者によって殺されている。そして、ゾウを愛でて楽しむ人間が、実はゾウに対してすでに宣戦布告しているのである。もちろん、ほとんどの人は密猟者ではないし、象牙を収集したり、野生動物を意図的に傷つけたりはしていない。しかし、目の前にある危機に対して沈黙したり無関心であったりすることは、密猟などと同じくらい、ゾウの命を奪うことにつながっている。 続きを読む
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マイクロモビリティで脱自動車を目指すパリ、バルセロナ、ロンドン、ミラノ
新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、欧州全域で都市の変革を促す触媒の役割を果たしている。市当局が、市民の健康を危険にさらすことなく、あるいは過剰な交通量により渋滞を招くことなく、いかにして都市の機動性を管理するかに力を注いでいるためだ。 続きを読む
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テレヘルス企業が医療をギグエコノミーのように扱う理由
テレヘルスが本格的に始動した。 パンデミックによって拍車がかかり、アメリカの多くの医師がオンラインによる診察を行うようになり、患者もまたインターネット上で医療に関するアドバイスを受けることに慣れ親しむようになった。テレヘルスのメリットがあまりにも明らかなため、専門家らはテレヘルスの定着化を確信している。Center for Medicare and Medicaid Servicesの管理者であるSeema Verma(シーマ・ベルマ)氏は、「コロナによる危機が我々を新たな領域に踏み込ませたのは確かですが、もうここから後戻りすることはないでしょう」… 続きを読む
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eスポーツが大学を救う
数か月前、私はあるパネルディスカッションに参加し、eスポーツとオリンピックについての記事を書いた。そのパネルディスカッションでは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、eスポーツが国際オリンピック委員会と連携する機会を得たかどうかを議論した。慎重に検討し調査した結果、私は基本的に「オリンピックは、eスポーツがオリンピックを必要とする以上に、eスポーツを必要とする」という結論に達した。 続きを読む